ゴンゾ24年3月期売上14億円 増収増益 アジア展開目指す

アニメ製作会社ゴンゾの平成24年3月期連結売上高は13億9300万円で、前年比で49%増となった。また、営業利益は2億2200万円(同45%増)、経常利益は1億6800万円(同87%増)、当期純利益は1億1300万円(263%増)となり、2期連続で黒字を実現した。
期中は新たにテレビアニメシリーズ『LASTEXILE~銀翼のファム』のほか、『こぴはん』、『にゃんぱいあ-The Animation-』などの制作を手がけた。2クール(半年)の大型作品『LASTEXILE~銀翼のファム』が、売上高を押し上げたとみられる。

2期連続の黒字実現で、経営の安定感は増している。しかし、依然、同社は借入金が多く、期末時点で25億6600万円の債務超過状態にある。今後は、黒字を維持しながら、引き続き資本の増強も目指す必要がありそうだ。
業績の向上のためには、同社の資産、作品のライセンス事業の積極的な展開に加えて、新たなヒット作品も必要になるだろう。今後の製作体制が重要になる。ライセンス事業では、海外で実写映画企画が進んでいる『アフロサムライ』などに期待がかかる

また、ゴンゾが新たなビジネスチャンスとして力を入れるのが、海外、特にアジア市場である。同社は2010年にマレーシアの大手アニメスタジオ FUNCELと共同でアニメ制作プロジェクトを推進している。また、シンガポールでは、アニメーション学校と業務提携を結び、東南アジア地域でのネットワークの構築を目指す。
さらに現在は中国の大手メディアと共同製作プロジェクトの実現を目指している。巨大で成長著しい中国市場で基盤を築き、事業の拡大を目指す。

国内でのトピックスは、2012年5月の沖縄ゴンゾの設立がトピックスだ。国内でも成長地域に目をつけ、優勝な人材の確保目指す。同時に、沖縄の持つアジアのハブ地点という強みを活かす。ここでもゴンゾの強いアジア志向が窺える。

ゴンゾ
http://www.gonzo.co.jp/index.html