玩具会社ウィズ上場 初値は公募価格の2.9倍

6月17日にジャスダック市場に上場したおもちゃの企画・開発を手掛けるウィズの株価は、公募価格70万円に対して初値203万円で寄り付いた。しかし、寄りつき後は、700倍を越えるPERなどに警戒感が広がり株価は急激にさげ、終値は170万円だった。

しかし、初値は公募価格2.9倍、終値でも2.4倍という好調な出足であった。ウィズはこれまで他社企業との玩具開発に主要な収益源を持っていた。
近年は、そうした玩具開発に連動したアニメ作品への制作投資にも力を入れており、アニメ事業をさらに拡大して行く方針である。こうしたウィズの方針が、マーケット全体におけるコンテンツ関連企業への高い関心により、ウィズのへの高い評価につながったと言えそうだ。

17日には、17年5月期の業績見込みと18年5月期の業績予想も公表されている。発表によると、17年5月期の売上高51億9600万円は前期比70.8%増、経常利益5億2200万円は前期のおよそ9倍の水準となり極めて好調といえる。また来期は、売上高59億9500万円(15.4%増)、経常利益5億9800万円(14.5%増)を予想している。
事業内容は、『ふたりはプリキュア』の関連商品「カードコミューン」、「プリティーコミューン」、「ハートフルコミューン」がいずれも好調なことに加えて、「たまごっち」シリーズも国内外で好調であった。さらに、制作投資をしたアニメ作品『レジェンズ‐甦る竜王伝説‐』の日本と韓国での版権ロイヤリティーも売上げに貢献した。

18年5月期は、『ふたりはプリキュア』、「たまごっち」シリーズに加えて、新作アニメと連動した男子向けの玩具を投入する予定である。さらに海外での『レジェンズ‐甦る竜王伝説‐』の展開により版権ロイヤリティー収入の増加を見込んでいる。