「クレしん」今後も放映継続 来年には新作劇場映画公開

 アニメ『クレヨンしんちゃん』の製作、テレビ放映を行うテレビ朝日は、10月2日に今後もテレビアニメシリーズの製作、放映を続けて行く方針を明らかにした。これは先頃原作者のマンガ家臼井儀人さんが不慮の事故で亡くなられたことに対応するものである。 『クレヨンしんちゃん』は原作者の突然の逝去により、長年愛され続けてきた番組の継続が懸念されていた。しかし、今後も『クレヨンしんちゃん』がテレビの中で活躍することになる。

 テレビ朝日では、これまで臼井儀人さん描いた原作と原作を元に一緒に作り上げてきたアニメ作品の世界観を受け継ぎ、今後も放送を続けるとしている。次回の放送は10月16日金曜日19時半からを予定する。
 また、来年春公開を目指して、新作劇場アニメの準備も各社と進めている。劇場版『クレヨンしんちゃん』は、1993年より毎年公開されている。94年からは公開時期をゴールデンウィークに固定させ、連休シーズンの風物詩として定着している。この中からは、『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』などの傑作が生まれている。

 テレビ朝日は『クレヨンしんちゃん』のテレビ放映のキー局であるだけでなく、アニメ制作を行うシンエイ動画を今年春に連結子会社としたばかりである。グループは放映局であると同時に、アニメの製作会社、制作会社としての顔も持つ。
 『クレヨンしんちゃん』は、『ドラえもん』、『あたしンち』と並ぶシンエイ動画の主力作品だけに、出来る限りテレビ放映を継続したいとの意向もあったとみられる。

 また、『クレヨンしんちゃん』については、今回の発表に先立つ9月29日の早河洋社長の定例記者会見でも言及されている。早川社長は作者の臼井儀人さんが突然亡くなったことについて「大変ショッキングな出来事でご冥福をお祈りする」と語った。
 作品の今後の対応については、出版社、放送局、アニメ制作会社などと話合い、遺族の意向を伺うとしていたが、今回継続というかたちで進めることになったようだ。

 定例記者会見では『クレヨンしんちゃん』の関連では、同作の劇場アニメを原作とする『BALLAD名もなき恋のうた』の映画興行が興収14億円、観客動員数が100万人を突破したことも明らかにされている。映画の第一目標は20億円としており、今後はそこを目指すとしている。

テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/
シンエイ動画 http://www.shin-ei-animation.jp/


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