米国カートゥーンネット 週末の日本アニメ放映枠「Toonami」5月26日から再スタート

米国のエンタテイメントチャンネルのカートゥーンネットワーク(CartoonNetwork)は、5月26日より「Toonami」と呼ばれるアニメーション放映枠を再スタートすると発表した。「Toonami」は、1990年代終わりにスタート、日本のテレビアニメを多数放送したことで知られた。数々の日本アニメのヒット作を生み出し、米国における日本アニメブームを後押ししたとされている。
しかし、2008年9月に放映枠を終了している。その後は、カートゥーンネットワークのオリジナルアニメーションや実写番組が放映される様になった。これは2000年代後半に進んだ米国の大手放送局における日本アニメの放映枠減少を象徴するものとなっていた。

カートゥーンネットワークによれば、新しいToonamiは5月26日土曜日にスタートする。カートゥーンネットワークがヤングアダルト向けに別ブランドで展開する「Adult Swim」での放映となる。毎週深夜0時から翌朝6時までの6時間をアニメで埋め尽くすことになりそうだ。
放映番組の詳細は明らかにされていないが、カートゥーンネットワークはこれまでToonamiで放映されてきた日本アニメ、それに新しい作品も加えるとしている。カートゥーンネットワークでは、日本アニメの新作導入が近年、大幅に減少している。新作の放映となれば、ファンにとっても業界にとってもうれしいニュースとなる。

ただし、今回の番組枠は「Toonami」とされているが、かつての同枠とはやや異なった性格になりそうだ。もともとToonamiは夕方から夜の早い時間に置かれていた。そのため作品は、『NARUTO』や『ONE PIECE』、『遊戯王』、『ドラゴンボール』などキッズ向けの作品も多く含まれていた。
しかし、今回の放送は、時間帯から見ればハイティーン以上のための作品が中心になるだろう。現在も、深夜12時以降では日本アニメは再放送を中心にライナップされている。新しい「Toonami」は、そうした放映作品の新たなブランディングを伴った拡大とも見て取れる。むしろ、子ども時代にToonamiに馴染んでいた現在のヤングアダルトにアピールするためのブランドの再活用に映る。
それでも、日本アニメのイメージと強く結びついたブランドの再利用は、日本のアニメが依然米国で、大きな存在感を示しているとみていいだろう。
[数土直志]

Adult Swim「Toonami」
http://www.adultswim.com/shows/toonami/