文藝春秋がアニメ製作 創立90周年で映画「伏」製作委員会の幹事会社

(C)桜庭一樹・文藝春秋/2012映画「伏」製作委員会

老舗出版社の文藝春秋が、アニメ製作に本格進出する。文藝春秋は2012年公開の劇場アニメ『伏 鉄砲娘の捕物帳』の製作委員会(「伏」製作委員会)に参加、委員会の幹事会社としてパートナー企業との事業のイニシアチブを執る。同社がアニメ製作の幹事会社になるのは初である。
『伏 鉄砲娘の捕物帳』は、桜庭一樹さんの伝記小説『伏 贋作・里見八犬伝』を原作に、トムス・エンタテインメントがアニメーション制作をする。注目のクリエイターが多数参加する話題作である。文藝春秋は原作小説の出版をしているが、アニメ映画についても積極的に作品ビジネスに関わる。

『伏 鉄砲娘の捕物帳』は、今年創立90周年を迎える文藝春秋の記念事業として企画された。老舗出版社が記念事業にアニメ製作を定めた。
製作委員会には、文藝春秋の他に凸版印刷、トムス・エンタテインメント、アスミック・エース エンタテインメント、テレビ東京メディアネット、日本コロムビア、キッズステーション、創通、東京テアトル、キュー・テックが参加する。制作、配給、放送、インターネット、配給、映像パッケージなどから各社が協力するかたちだ。
文藝春秋は新規事業への進出で、若年層の新規読者の開拓やメディアミックス展開による原作の販売増などを狙う。新しい収益にしたいとの考えである。
映画、アニメとの連動で原作の売り上げの拡大を目指すことは、これまで行われている。文藝春秋も、これに積極的に取り組むことになる。

『伏 贋作・里見八犬伝』は滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を新解釈、「週刊文春」に連載された話題作である。人と犬の血をひき、人に化けて暮らしながら凶悪な犯罪を繰り返す<伏>とその撲滅を図る江戸幕府のバトルが描かれる。
監督には『亡念のザムド』の宮地昌幸さん、脚本には『コードギアス 反逆のルルーシュ』の大河内一楼さん、さらにビジュアルイメージにokamaさん、人物設計に橋本誠一さん、音楽に大島ミチルさんと精鋭スタッフが並ぶ。今秋の公開が待たれるが、文藝春秋の取り組みにも注目が集まりそうだ。

映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』
http://fuse-anime.com/
Twitter公式アカウント @fuse_anime

原作: 桜庭一樹著「伏 贋作・里見八犬伝」(文藝春秋刊)
監督: 宮地昌幸
脚本: 大河内一楼
ビジュアルイメージ: okama
人物設計: 橋本誠一
音楽: 大島ミチル
制作: トムス・エンタテインメント
製作: 「伏」製作委員会
配給: 東京テアトル

[製作委員会メンバー]
文藝春秋/凸版印刷/トムス・エンタテインメント/アスミック・エース エンタテインメント/テレビ東京メディアネット/日本コロムビア/キッズステーション/創通/東京テアトル/キュー・テック