シュトゥットガルト 長編アニメーション部門グランプリに「皺」

5月8日から13日までドイツで開催されていた第19回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭は、最終日にグランプリをはじめとする各賞を発表した。
短編部門にあたるインターナショナルコンペティションは、スロバキアのMartin Snopek、Ivana Lauĉikovaの両監督による『POSLEDNY AUTOBUS (THE LAST BUS)』がグランプリを獲得した。
また、長編部門にあたるAniMoviは、スペインのバンドデシネ作家パコ・ロカ氏の原作をアニメーション化した『皺 Arrugas』が受賞している。『皺 Arrugas』は、現在、世界各国の映画祭で上映され高い評価を受けている。今年のアヌシー国際アニメーション映画祭でも長編部門の公式作品となっている。その高い評価がシュトゥットガルトでかたちとなった。

シュトゥットガルトは、現在、世界の4大アニメーション映画祭に並ぶ規模と関心を集めるなど勢いのある映画祭である。しかし、公式作品を中心とする上映は、ヨーロッパからのものがまだまだ多い。
そうした中で、受賞は逃したものの、日本からはインターナショナルコンペティションに平林勇監督の『663114』、AniMoviには沖浦啓之監督の『ももへの手紙』がノミネートに挙がっていた。

一方で、今年から設けられた新しい賞であるファッション・アニメーション賞(Animated Fashion Award)をディズニー出身のアニメーターYoshimichi Tamuraさんが監督した『Réflexion』が受賞した。『Réflexion』はフランス・パリに拠点を持つクリエティブチームPLANKTOONが制作している。ファッション・アニメーション賞は、アニメーションとファッションのふたつの分野にまたがる作品を賞の対象としている。

第19回シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭
http://www.itfs.de/en/