アジアコンテンツビジネスサミットに布川、丸田両氏ら

 10月15日と16日に、東京・恵比寿のウェスティンホテル東京で開催されるアジア・コンテンツ・ビジネスサミットのプログラム概要が発表された。また当初は、映画、テレビ映像、アニメを15日としていたが、映画セクションが拡大され、アニメセクションは16日に移された。
 プログラムは日本を含めた世界7カ国・地域のメディアコンテンツの行政担当者による会議・共同声明宣言の採択と、各国を代表するメディア関連企業のエグゼクティブによるシンポジウムとなっている。各国の行政機関は日本が経済産業省、中国・国家広播電影電視総局、香港・映画発展局、韓国・文化体育観光部、マレーシア・マルチメディア開発公社、シンガポール・情報通信芸術省、メディア開発庁、タイ・文化省、ソフトウェア振興機構である。

 会議のタイトルはコンテンツ・ビジネス・サミットとなったが、サミットの中心は映像関連コンテンツが中心となった。
 また、5つあるセッションの全てが、国際展開、国際共同製作をテーマにしている。今回のサミットが、映像や音楽、ゲームなどの産業を通じた国際連携であることを示している。

 こうした中でアニメーション関連も大きく取上げられている。16日13時からを予定するアニメ分野「国際共同製作と国際展開」では、アニメ製作会社ぴえろの代表取締役、日本動画協会理事長の布川郁司氏、韓国のアイコニックス・エンターテイメントのCEOチョイ・ジョンイル氏、そしてタイの代表が登壇する。
 ぴえろは『NARUTO』や『Bleach』など世界的に知られた人気アニメの制作会社として知られた存在である。アイコニックス・エンターテイメントも『ポロンポロンポロロ』といった世界的なヒット作を持つ。アジアから世界といった視点が語られそうだ。

 15日10時からと14時からの映画をテーマとしてセッションでも、アニメが取上げられそうだ。セッション後半部では、アニメ製作会社マッドハウスの丸田順悟代表取締役とシンガポール、タイの代表が「国際共同製作、先端技術を駆使した映画」と題して語る。
 12月に劇場公開するマッドハウス製作の劇場アニメーション『よなよなペンギン』は、フランスとの共同製作であるが、シンガポールのメディア・コープからも出資を受けている。同社は世界配給の一部も引き受けている。さらに映画の一部はタイでも制作されたとしているので、こうしたグローバルな取り組みがテーマとなりそうだ。

 同じ映画セクションの前半部には、カシオエンターテイメントの瀬下寛之常務取締役が日本代表として登壇する。カシオエンターテイメントは、先頃米国のマイクロソフトの大型アニメーションプロジェクト『Halo Legends』に参加したばかりである。
 アジアのコンテンツ、映像産業における国際的な取り組みで、アニメーションの存在が大きくなっていることを示しているとも言えそうだ。会合には一般参加も可能で、アジア・コンテンツ・ビジネスサミットのサイトにて受付けている。

アジア・コンテンツ・ビジネスサミット http://www.acbs2009.com/jp/