テレビ東京 AT-Xの株式買増し グループで過半数保有に

テレビ東京ホールディングスは、連結子会社のテレビ東京が、やはり連結子会社となっているアニメ専門チャンネルの運営会社エー・ティー・エックス(AT-X)の株式の買増しをすることを4月26日の取締役会で決議した。
テレビ東京は現在、同社の発行済株式の23.69%を保有している。今後、既存の株主より2000株(発行済株式8.77%)を2億6700万円で取得し、保有割合は32.46%に拡大する。譲渡相手については明らかにされていない。現在のAT-Xの株主は、テレビ東京HDグループ会社以外では、三菱商事、スカパーJSAT、ジュピターテレコム、電通、みずほ銀行系3社、文化放送、ジェンコ、読売広告社、創通となっている。

テレビ東京ホールディングスでは、テレビ東京以外にインターネット事業などの連結子会社テレビ東京メディアネットもAT-Xの株式20.75%を保有する。今回の買増しでグループの持ち株比率は、53.21%で過半数を超える見通しだ。
テレビ東京ホールディングスは今回の買い増しについて、連結経営体制強化のためとしている。地上波放送のテレビ東京、衛星チャンネルのBSジャパンと共に、放送のマルチチャンネル化の一翼を担うことになる。

AT-Xは2000年にアニメ専門チャンネルとして設立された。テレビ東京との関係が深く、同局が企画に関わったアニメを数多く放送する。
また、アニメ専門チャンネル、子ども向けチャンネルの競争が激しい中で、2000年代後半より番組編成をアニメファンのなかでもとりわけ熱心な層にフォーカスするようになった。有料視聴者世帯は15万世帯と他のアニメ専門チャンネルよりも一桁少ない一方で、差別化の成功で他局の数倍の視聴料を設定することに成功している。また、近年はアニメ製作出資拡大し、こちらも順調だ。
2011年3月期の決算は売上高41億3300万円、営業利益5億8500万円、経常利益5億9700万円、当期利益3億5600万円と業績も堅調である。テレビ東京ホールディングスは、かねてよりアニメビジネスに積極的であった。AT-Xと連携を密にすることで、アニメビジネスのさらなる深化を目指すことになる。

テレビ東京ホールディングス http://www.txhd.co.jp/
テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/
エー・ティー・エックス http://www.at-x.com/