四大アニメーション映画祭初 オタワにゲーム・アニメーション部門設立

世界4大アニメーション映画祭のひとつであるカナダのオタワ国際アニメーション映画フェスティバル(Ottawa International Animation Festival (OIAF))は新しい分野の開拓に乗り出す。OIAFは2012年から新たにゲーム・アニメーション部門(Video Game Animation)を設立することを発表した。
ゲーム・アニメーション部門は、商業アニメーションを取り上げる受託作品部門(Commissioned Films Competition)のひとつになる。選考の対象となるのは、ゲームに登場するゲームプレイとはつながらないアニメーション、あるいはゲームプロモーションのために制作されたアニメーションである。

受託作品部門は、ゲーム・アニメーション部門のほかコマーシャル・アニメーション部門(Promotional Animation)、ミュージック・ビデオ部門(Music Video)、大人向けのテレビ・アニメーション部門(Television Animation for Adults)の4つから構成される。
アニメーション映画祭ではこれまでもゲームのためのアニメーションを取り上げてきたが、受託作品(Commissioned Films)としてコマーシャルなどと同一に扱うことが多かった。いわゆる世界4大アニメーション映画祭で、独立部門を設けるのはオタワが初となる。

ゲームのために作られるアニメーションは、本編とは異なった独自の作品になることも少なくない。また、ゲーム産業の大きさもあり、予算も厚めなことが多い。それだけに一流のクリエイターが参加するケースも多いが、ゲームの括りに入れられることでその成果は見落とされがちだ。今回の新設部門は、そうした作品にこれまでよりスポットを当てることになる。
また、ゲーム産業が盛んな日本では、こうした作品は数多く制作されている。日本のゲーム・アニメーションにも受賞のチャンスが大きな部門と言えるだろう。応募期限は、5月18日までに書類を提出となっている。その後6月1日まで映画祭事務局にDVD送付する必要がある。エントリー手数料は無料である。

オタワ国際アニメーションフェスティバルは、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブ、広島と並び世界4大アニメーションフェスティバルと称される。また、テレビジョン・アニメーション・コンファレンスなども併設し、その存在感はアヌシーに次ぐ。
2012年は9月19日から23日まで開催、期間中はコンペテイションを中心とした公式上映、さらに特別企画なども設ける。本年は、アニメーション監督ラルフ・バクシの特集などがある。

オタワ国際アニメーション映画フェスティバル
(The Ottawa International Animation Festival (OIAF))
http://www.animationfestival.ca/index.php