玩具会社ハズブロ 第1Q減収減益 米2大玩具会社不調

米国第2位の玩具企業ハズブロ(Hasbro Inc.)は、4月23日に2012年第1四半期(2012年1月~3月)の決算発表を行った。四半期売上高は6億4890万ドルと前年同期の6億7200万ドルから3%減となった。
また、営業利益は1570万ドル(前年同期比68%減)、昨年1720万ドルであった純利益は260万ドルの純損失に転じた。

売上高の減少は、米国のカナダが16%減と北米市場が軟調であったのが影響した。また、海外売上高は2億8970万ドルと前年同期比で14%増加となったが、為替の影響もあり営業損失510万ドルと赤字幅を拡大した。
また、ジャンル別では、同社が得意とする男児向け(Boys)は4%増、未就学児向け(Preschool)は2%増と健闘した。しかし、女児向け(Girls)が18%減と落ち込みが大きく、また、ゲームも9%減と苦戦した。
こうした数字は現地のアナリストの事前の予想を下回るもので、ハズブロの株式は株式市場で弱含んでいる。

個別のブランドでは、マーベルのスーパーヒーローのキャラクター関連、スターウォーズ関連が好調だったとしている。さらに前年好調であったベイブレードも昨年並みを維持した。トランスフォーマー関連も昨年並みだった。
2012年通期についてハズブロは、第2四半期以降に劇場公開される大作映画と結びついた玩具の展開に期待する。とりわけ今年は大型タイトルがあり、映画との連動が大きな鍵を握りそうだ。また、年間売上高の多くは下半期に集中しており、年後半、クリスマス商戦に勝負をかけることになる。
一方で、玩具業界全体で気になる兆候もある。ハズブロに先立って、4月16日に第1四半期決算を発表している米国のもうひとつの大手玩具企業マーテルの業績も弱含でいるためだ。同社の第1四半期の売上高は9億2840万ドルで前年同期比2%減、営業利益は2870万ドル(同22%減)、純利益は780万ドル(同53%減)だった。こちらも売上高は国内9%減、海外7%減となっており、北米玩具市場の停滞を感じさせる。

ハズブロ(Hasbro Inc.)
http://www.hasbro.com/