角川グループ 映画、雑誌不調で通期利益予想を下方修正

角川グループホールディングスは、4月23日に平成24年3月期通期業績予想の修正を発表した。これまでの予想は平成23年4月28日に公表されていたものである。
連結売上高は1420億円から1473億9000万円に引き上げられたが、営業利益は85億円から56億5000万円に、経常利益は88億円から59億円に、そして当期純利益は65億円から36億円に変更された。売上高は今期より、メディアファクトリーがグループ会社となり、連結決算に組み込まれたことが大きい。メディアファクトリーを除外したベースでは、減収になったとみられる。また、利益面では、いずれも前年を下回る見通しだ。

こうした業績予想について角川グループHDは、雑誌関連と映像関連・映画興行の不調を理由に挙げる。雑誌については、東日本大震災以降の市場環境の悪化により販売部数が急減し返品率が上昇していると説明する。
映像関連では映画興行が、入場人員、興行収入とも過去10年間における最低水準となったことが響いた。また、シネコン事業で興行収入が大幅に減少し、公開映画作品でも興行収入が予想を下回った。すでに大手映画会社の東宝も減収減益の見通しを明らかにしており、2011年の映画興行の不振は映画関係各社の業績に影響を与えているようだ。
一方で、書籍関連は好調だとしている。特にライトノベルやマンガのメディアミックス作品の販売が好調に推移しているという。

角川グループホールディングス
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