IGポート アニメ企画・制作子会社設立 「戦国BASARA」などのプロデューサー役員に

アニメ製作・マンガ出版事業のIGポートは、2012年6月1日付でアニメ企画・制作子会社の株式会社ウィットスタジオを設立することを発表した。ウィットスタジオは資本金3000万円、株式の66.6%をIGポートが出資、和田丈嗣氏が21.6%、中武哲也氏が10.0%を出資する。本社は東京都武蔵野市に置かれる。
和田丈嗣氏は新会社の代表取締役社長に、中武哲也氏も役員に就任する予定である。和田丈嗣氏と中武哲也氏は、IGポートのグループ会社プロダクション I.Gでアニメ制作のプロデューサーを担当してきた。『戦国BASARA』や『ギルティクラウン』などを手掛けてきた。新会社の設立で、プロデューサーにより独立性を持たせるかたちになる。

IGポートは1987年に設立されたアイジー・タツノコを前身とする。2007年に持株会社を中心にグループ企業を再編するに伴い社名をプロダクション・アイジーからIGポートに変更した。
現在は、アニメ製作会社のプロダクション・アイジー、ジーベック、マンガ出版のマッグガーデンをグループ会社としている。また、アニメ製作会社の竜の子プロダクションの株式も11.2%保有する。今回のウィットスタジオの設立で、IGポートはより持株会社としての性格を明確にすることになる。

もともと人材流動の活発なアニメ業界ではあるが、ここ数年、有力プロデューサーやクリエイターが自身のスタジオを設立、独立するケースが増えている。時代の変化がより早くなっているなかで、クリエイテブ産業で重要な機動性や柔軟性を目指していると考えられる。
今回は、アニメ製作の大手であるIGポートがプロデューサー出資の子会社を設立することで、独立スタジオの機動性や柔軟性と大手企業の組織力の双方を成立させる狙いもありそうだ。今後のアニメビジネスを考えるうえでも注目される動きと言えるだろう。

IGポート http://www.igport.co.jp/