Netflix、ハズブロとアニメーション番組配信で契約 子供番組に高い関心

オンラインDVDレンタルからスタートし、米国で動画配信プラットフォームとして勢いを増すNetflixが子ども番組への関心を高めている。Netflixと米国の大手玩具会社ハズブロは、ハズブロスタジオの製作する子ども番組の動画配信契約を結んだことを明らかにした。
4月5日より番組配信をスタート、契約の詳細は明らかにしていないが、複数年契約で『Transformers Prime』や『My Little Pony』といった人気アニメーションが多数含まれる。

Netflixは、1990年代終わりにインターネットを通じたDVDレンタルサービスとしてスタートした。便利さや月定額借り放題といったサービスで既存のDVDレンタルの市場も奪いつつ成長した。一方で、近年はコンテンツのデジタル化によってビジネスの方向性を大きく変えつつある。その最大の挑戦が、動画配信事業である。
動画配信サービスには専業のHuluやamazon、YouTubeといった手強いライバル企業がいるが、Netflixはレンタルサービス時代に築いた会員数を強みに事業を推し進める。その一方で、大手のコンテンツ保有者と一括形式のライセンス契約を結ぶ。今回のハズブロとの契約もそのひとつと言える。

今回注目されるのは、Netflixはキッズ向けのコンテンツに力を入れる姿勢を見せていることだ。ハズブロスタジオの作品は一般向けサイトのほか12歳以下専用の「Just For Kids」にも配信する。
動画配信は視聴者のデバイスがPCやタブレットに依存することが多く、テレビに比べて子どもたちへのアプローチが弱いとされている。Netflixでは、Xbox360、Wii、PS3などを通じた配信もすることで、こうした壁を越えようとしている。「Just For Kids」も若い世代へのアプローチを目指す試みだ。

Netflixは、日本のアニメにも関心を寄せている。既に日本マンガ・アニメで米国市場大手のVIZ MediaやFUNimationと契約を結んでいる。配信作品には『NARUTO』、『BLEACH』、『鋼の錬金術師』などの人気作品が並ぶ。
今年3月に開催された東京国際アニメフェア2012の時期には番組買付け担当者が来日している。日本企業とビジネスミーティングなどを行った。

Netflix http://www.netflix.com/
Hasbro http://www.hasbro.com/