パピレス 英語版マンガの海外配信開始 米国デジタルマンガと提携

デジタルマンガ配信の国内有力企業パピレスは、日本マンガの海外配信にさらに本格的に取り組む。パピレスは3月30日から、同社が運営する英語版「電子貸本Renta!」にて英語翻訳版のマンガ配信を開始した。
英語版「電子貸本Renta!」は、これまで海外のコアなマンガファン、在外日本人向けに、日本語版で作品配信をしてきた。英語版での配信を開始することで、読者へのリーチを一挙に拡大する。
スタート時のラインナップには、海外でも人気の高い『クレヨンしんちゃん』やアニメ化もされたことがある『ひとひら』、さらに国内では女性から人気の高いハーレクインコミックスの作品などを揃えた。パピレスでは、今後も英語翻訳版の提供を拡大するとしている。

パピレスの英語版「電子貸本Renta!」は、2011年9月1日にスタートしている。しかし、日本語版のみでの提供は、翻訳出版はコストがかかることなどが課題になっていたとみられる。
パピレスは今回の英語翻訳版の配信開始に合わせて、米国の日本マンガ翻訳出版社デジタルマンガとデジタル配信での業務提携も発表している。
現地企業との提携を通じて配信を拡大することで、こうしたコストも吸収するとみられる。今後定期的に翻訳タイトルを追加する予定だ。さらに英語版「電子貸本Renta!」に加えて、デジタルマンガのマンガ配信ポータルeManga.com、App Store、Kindle、NOOKなどで北米の読者に作品を届ける予定だ。

デジタルマンガは紙書籍販売に加えて、デジタル分野の事業展開に積極的なことで知られる。インターネットを通じて翻訳家を募り組織化する独自の翻訳システム構築でも注目されている。日米のデジタルマンガのパイオニアが手を組んだかたちだ。

パピレス http://www.papy.co.jp/
『電子貸本Renta!』(英語版)
http://renta.papy.co.jp/renta/?rbc=1002