吉本興業 衛星放送でアジアから世界へ 台湾企業と提携

 アジアビジネスの開拓を進めてきた吉本興業が、今年5月からさらに大きな一歩を踏み出すことになる。3月25日に吉本興業は、台湾の有力放送局東風電視台とジョイントベンチャーの契約を結び、アジアから北米、ヨーロッパをカバーする衛星放送事業に進出すると発表した。
 東風電視台は、現在、衛星チャンネル東風衛視を運営している。吉本興業は新たにこの放送事業の共同運営のパートナーとなる。プログラム編成やコンテンツ提供などで協力を行う。また、放送局名も吉本東風衛視に変更し、5月1日に新たなスタートを切る。

 東風衛視は、現在、アジアを中心に北米、ヨーロッパまで全世界に約1500万世帯を持つ。吉本東風衛視は、このネットワークを活かし、世界中の顧客にアプローチすることになる。
吉本興業は、巨大かつ成長性も高いアジアを拠点にグローバルな戦略的インフラとして育て行くことを目指す。

 吉本興業は、これまでにもアジアビジネスを重視してきた。2008年には中国文化部の国有企業中国祥宇文化発展有限公司の株主になり、アジアの歌姫として知られるフェイ・ウォンのコンサートを企画・制作・運営をしている。また、国営放送の中国中央電視台とも企画立案などで協力する。2009年には上海吉本新喜劇を開始、2010年には上海メディアグループと業務提携を結び、共同制作をしている。
 アジアの地域、そして世界を「笑い」というエンターテインメントで盛り上げたいと吉本興業はしている。日本のポップカルチャーの海外ビジネスの主要プレヤーとして、吉本興業の今後の展開が注目される。

吉本興業 http://www.yoshimoto.co.jp/

 

吉本東風衛視
放送開始日: 2012年5月1日
放送時間: 1日24時間
放送地域: アジア全域、北米、ヨーロッパ (約1500万世帯)