JAM2009「キャラデザインの40年」等 アニメ企画多数

 アニメの新たなビジネスを目指すべく、10月15日から18日までジャパン・アニメコラボ・マーケット(JAM)2009が東京・秋葉原で開催される。イベントは商品化企画の新たな可能性を探るアニメプロダクト企画オーディションの展示部門やセミナー、シンポジウム、上映会など多彩な内容で構成される。
 そのビジネスデー10月15日と16日の2日間に行われる5つのシンポジウム企画と、パブリックデーに行われる上映会企画がこのほど発表された。アニメの現場から二次展開、地域の波及まで、ユニークな企画が並んだ。

 なかでも10月15日に行われる「その場で描きます! キャラデザイン40年史」は注目される。3人のアニメーター芦田豊雄さん、只野和子さん、渡辺敦子さんが登壇し、キャラクター創作の秘密を語り、その実演を行う。
 芦田豊雄さんは『サイボーグ009』(1979版)、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』などの代表作のある大御所アニメーター、只野和子さんも『超獣機神ダンクーガ』や『美少女戦士セーラームーン』などで知られたベテランアニメーターであるが、世代はそれより若い。さらに渡辺敦子さんは、『戦場のヴァルキュリア』や『GA芸術科アートデザインクラス』で活躍する新進のアニメーターである。

 この世代を超えた3人がどのようなトークを行うのか、かなり面白い試みと言えそうだ。もうひとつ目を惹くのは、この企画がJAM2009とアニメーター・演出協会(JAniCA)の共同企画となっている点である。
 JAM2009は、このほか日本動画協会、経済産業省が主催しており、行政とアニメ製作企業団体、そしてアニメーター・演出とがコラボレーションする新しい枠組みとなっているからだ。

 一方、日本動画協会の企画では、16日の13時から「アニメ産業の今後を占う~AJAデーターベースワーキング調査報告~」を行う。こちらは動画協会の調査を基に、アニメビジネスの今と今後を語るとしている。行政関連では貿易振興機構(JETRO)の「中国におけるコンテンツビジネスの可能性」(16日10時半~)がある。
 このほかトレーディングカードゲーム市場の意欲的な開拓で注目を浴びるブシロードの木谷高明代表取締役、同人誌ビジネスのリーダー企業 虎の穴の吉田博高代表取締役による「アニメコンテンツの二次利用の現状と未来」(15日15時~)、アニメコンテンツの二次利用としての地域振興をテーマとする「アニメコンテンツによる地域ブランディング」(16日15時~)も行われる。

 17日のパブリックデーの上映企画は、一転して作品中心のエンターテインメント豊かなものとなる。11月21日に劇場公開する『マイマイ新子と千年の魔法』は、先行試写と片渕須直監督のトークショウである。
 さらに大衆性、視聴率、ビジネスモデル、深夜アニメを巧みに組み合わせ、近年、話題になることが多いフジテレビのノイタミナを特集する。『東のエデン』、『東京マグニチュード8.0』、『空中ブランコ』、『のだめカンタービレ フィナーレ』を取上げる。
 いずれのイベントも参加は無料だが事前登録が必要となる。現在JAMの公式サイトにて登録を受付けている。

ジャパン・アニメコラボ・マーケット(JAM)2009
http://www.jam-anime.jp/index_timetable_01.html


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