相次ぐ中国関連アニメセミナー

 来週の初めに中国のアニメ関連のセミナー、講演会が相次いで開催される。まずは、7月11日にアジアITビジネス研究会主催で開催される「第1回中国国際アニメ・マンガフェスティバル」報告会である。報告される「第1回中国国際アニメ・マンガフェスティバル」は、6月1日から5日まで中国・杭州市にて中国で初めて国家ぐるみで開催したもので、多くのメディアで話題を呼んだイベントである。今回は、日本側のプロデューサーを務めた佐々木潤二氏が、写真や映像を交えて会期中の様子と、中国ビジネスが抱える多くの問題について中国当局がどのように考えているか説明を行う。

 同日11日に渋谷では首都圏情報ベンチャーフォーラムの日中コンテンツ産業研究会の第1回オープンセミナーとして主に中国におけるアニメ制作の現状をテーマに講演会が開催される。こちらは、手塚プロダクション著作権事業局の清水局長が過去15年に亘る北京でのアニメプロダクションを経営や中国発のコンテンツ発信を目指す取り組みを紹介する。また、東京工科大学クリエイティブラボ/三上プロデューサーは 3DCGのアニメ・ゲーム、建築、コマーシャルで海外との共同制作を目指す中国の深せんの状況について説明を行う。

 さらに、7月12日にはコンテンツ海外流通促進機構(CODA)、日本貿易振興機構主催の 第3回コンテンツ海外流通促進機構(CODA)セミナー「アジアにおけるコンテンツ侵害対策の実際と効果」が開催される。こちらは2部構成で第1部は株式会社バンダイの法務部のゼネラルマネージャー小薗江健一氏が「バンダイにおける侵害品対策の取組」と題した講演で、国内外でのバンダイの模倣品対策や中国市場での模倣品・海賊版への対策取り組みを紹介する。第2部は「海賊版問題-中国におけるMPAインターナショナルHKFVSL)の主なエンフォースメント活動とその効果」のタイトルのもと、中国における海賊版・侵害品対策の実務を中心とした議題になる。

 短期間に集中した感もある中国のアニメ事情関連の講演会だが、それだけに多く人が中国市場を知りたいと考えているといえるだろう。進出したいけれど問題が多いとされる中国市場を理解して、ビジネスチャンスつなげるかはこうした知識や経験の共有化の積み上げが最も重要だといえるだろう。

「第1回中国国際アニメ・マンガフェスティバル」報告会 
詳細は主催アジアITビジネス研究会まで http://www.asia-itbiz.com

日中コンテンツ産業研究会の第1回オープンセミナー
詳細は日中コンテンツ産業研究会事務局/経済産業省関東経済産業局情報政策課

第3回 コンテンツ海外流通促進機構(CODA)セミナー
「アジアにおけるコンテンツ侵害対策の実際と効果」
詳細はコンテンツ海外流通機構事務局(日本貿易振興機構経済分析部知的財産課)まで