「ヤマト2199」 上映、配信、BD/DVD同時展開 TV放送は2013年以降に

(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

 1974年の『宇宙戦艦ヤマト』をベースに2012年の新しい映像を提示する『宇宙戦艦ヤマト2199』が、本格的始動、すでに大きな関心を集めている。2月18日に都内で開催された完成披露イベントは、大盛況となり口コミで作品の評判も拡大中だ。
 本作は、これまでに2012年4月7日からスタートする全7章の劇場イベント上映や5月25日からのBlu-ray Disc、DVD第1巻の発売スケジュールが決定している。
 2月27日にはこれに加えて、ビデオオンデマンドのインターネット配信、さらに劇場限定Blu-ray Discの発売が決定した。劇場限定BDは、店頭での一般販売に先駆けて4月7日から上映劇場で販売する。また、併せて『宇宙戦艦ヤマト2199』の今後のメディア展開が発表された。

 今回、目を惹くのは、まず作品を劇場の大スクリーンで披露することである。さらに、同時にインターネット配信、BD(映像パッケージ)の3メディアが同時進行する。一方、テレビ放映は2013年以降としており、イベント上映や配信、パッケージがテレビ放映に先駆ける。
 これまでのテレビアニメに多かった、テレビ放映がまずあり、次いで配信、映像パッケージといったビジネスの流れをひっくり返す。この方法は既に『機動戦士ガンダムUC』でも行われて、大きな成功を収めている。そうした新たなビジネススキームを、大型ブランドのシリーズでも行う。

 上映先行型の展開は、劇場公開後、配信、映像パッケージ発売、最終的にテレビ放映をする従来の劇場映画のビジネスが一部取り入れられている。一方で、劇場映画でもまだまだ少ない上映スタートと配信の同時スタート、劇場でのBD発売といった異なるやり方にも取り組む。
 さらに全26話、テレビ放映では2クールもの長編が、次々にイベント上映されるのは挑戦的だ。先の『機動戦士ガンダムUC』は1時間弱の作品が年2本のペース、同じくイベント上映先行が注目された『ブレイク ブレイド』や『トワノクオン』の長さが1クール相当であったことを考えるとプロジェクトの規模の大きさが分かるだろう。『宇宙戦艦ヤマト2199』が、アニメのビジネス戦略をどの様に進化させていくのか今後の動きも注目である。

 シリーズの今後の予定は、イベント上映が第1章(第1話・第2話)を4月7日にスタート、6月30日には第2章(第3話~第6話)の上映開始を予定している。その後も、これが第7章まで続く。ビデオンデマンド(配信)は、上映と同じ日程でNTTぷららで提供される。
 BD・DVDは、4月7日に劇場限定版BDを発売、5月25日に一般流通のBD・DVDがリリースされる。こちらも順次続巻を予定する。そして、テレビ放送は2013年以降となる。詳細は、今後『宇宙戦艦ヤマト2199』で告知される。
[数土直志]

『宇宙戦艦ヤマト2199』 http://yamato2199.net/