セガサミーHD 宮崎シーガイア子会社化 リゾート進出

 国内エンタテイメント大手のセガサミーホールディングス(セガサミーHD)は、宮崎市の大型リゾート施設フェニックス・シーガイア・リゾートを運営するフェニックスリゾートの全株式を取得、子会社化することを発表した。
 フェニックスリゾートの株式は、現在、投資ファンドのRHJIが保有する。セガサミーHDは4億円でこの譲渡を受ける。さらにセガサミーHDはフェニックスリゾートが持つ54億1000万円の借入金返済のために54億1400万円の貸付も行う。

 セガサミーホールディングスは、遊技機関連のサミー、ゲームのセガ、アニメのトムス・エンタテインメント、玩具のセガトイズなどを統括する総合エンタテインメント企業である。また、フェニックスリゾートは、ホテルやスパ、ゴルフ場、レストラン、国際会議場を持つ国内有数の複合リゾート施設である。2011年3月期の売上高は96億2000万円、営業損失が3800万円、経常損失が2億4400万円だった。
 セガサミーHDによれば、今回の買収は、大規模施設の運営ノウハウの獲得と今後新たな複合リゾート施設の開発・運営を目指すためだという。グループの持つエンタテインメントのノウハウをリゾートとのかたちで拡大することを目指している。

 唐突にも見えるリゾート事業進出だが、大型リゾートへの進出は、かねてよりセガサミーHDが目指してきたものだ。2007年には、横浜みなとみらいに屋内型エンタテイメント施設やオフィス、ホテル、商業施設を組み合わせた大型エンタテイメントを建設するとして、数百億円規模の投資計画を発表したこともあった。
 横浜での計画は、グループ経営の再構築を理由に2008年に全面中止となった。経営の安定性が増していることもあり、今回あらためてリゾート施設事業へ乗り出すことになる。今後の展開が注目される。

セガサミーホールディングス
http://www.segasammy.co.jp/