文化庁 アニメ7000作品のデータベース構築目指す

日本の知的財産分野の戦略の方向性を検討する知的財産戦略本部の討議が続いている。2011年12月21日に開催されたコンテンツ強化専門調査会(第3回)では、コンテンツのデジタル化・ネットワーク化が検討課題となった。
その調査会では、近年、その必要性がたびたび指摘されているアニメーションやマンガ分野のデータベースの構築、アーカイブについても言及されている。文化庁より、その進捗が報告された。

アニメーションについては、平成22年度(2010年度)に劇場アニメーション、テレビアニメーション、さらにOVAの3500作品の基本データを収集したとしている。さらに23年度についても、さらに3500作品を目標にデータベースの拡充を行っている。両年度を併せて、7000作品のデータベースが築かれることになる。
また、ゲームでも22年度に家庭用ゲームの基礎情報を収集し、23年度にはさらに国内で発売されたファミコンソフト1525タイトルを加える。これまで手薄であったエンタテイメント分野の作品データ構築が急ピッチで進んでいる様子が分かる。

なかでも進んでいるのは、マンガ分野かもしれない。もともとマンガ研究で先行する機関があることから、こうした機関と協力することで整備が進められている。
京都国際漫画ミュージアム、明治大学米沢嘉博記念図書館、川崎市民ミュージアム、国立国会図書館、大阪府立中央図書館国際児童文学館の5館の所蔵する単行本や雑誌など、約43万件の統合データベースの整備が進められていることが明らかにされた。
今後は、こうしたデータベースを分野横断的に検索が出来るシステムの検証を行う。クロスオーバーすることの多い各分野を、データベース上でも実現することを目指すようだ。

文化庁のメディア芸術アーカイブ事業は、平成23年度は2億2800万円の予算を投じて行われている。メディア芸術(メディアアート、ゲーム、アニメーション、マンガ等)の作品の基礎データの調査・収集、データベースの開発などを行っている。
アニメーション、マンガも力が入れられている分野で、マンガにおいては各所蔵機関との連携、マンガとアニメーションのデータベースとのデータ統合の可能性の検討を行っている。さらにマンガやアニメーションで散逸・劣化の危険が高い作品のアーカイブ化の検討もする。平成24年度も2億2800万円の予算要求が出されている。

Toy Fair 2012
http://www.toyassociation.org/