バンダイビジュアル新社長に川城和実氏 ゲームス新社長に大下聡氏

 バンダイナムコグループは、2月10日に2012年4月1日付けのグループ主要会社の取締役人事の異動を公表した。
 このうちアニメ関連では、映像パッケージの発売・販売やアニメ企画・製作を行うバンダイビジュアルの代表取締役社長が異動となる。現在、取締役副社長の川城和実氏が4月1日付けで代表取締役に昇格する予定だ。
 現代表取締役社長の大下聡氏はバンダイビジュアルでは非常勤取締役となる。4月1日付けで新たにバンダイナムコゲームスの代表取締役社長に就任する。さらに、バンダイナムコホールディングスの役員に就任する。

 川城和実氏は大学卒業後、音楽会社を経て、1989年にバンダイに入社、1994年よりバンダイビジュアルに在籍する。2003年から2010年まで代表取締役社長を務めていた。
 2010年に、バンダイナムコグループ企業の各事業の統合や部門を越えた事業創出などを目的に、バンダイ出身の大下聡氏が代表取締役につき、川城氏は副社長として協力していた。この期間、『機動戦士ガンダムUC』や『TIGER&BUNNY』などのヒット作もあり、一時は赤字転落していた同社の業績は大きく改善した。これを機に企業トップの異動につなげたとみられる。

 大下聡氏は1976年にバンダイに入社、玩具マーケットやコンシュマー事業に主に携わってきた。その後、バンダイネットワークスやバンダイナムコホールディングスを経験し、2009年にはバンダイナムコゲームスの常務取締役に就いていた。
 今回は映像事業を経て、代表取締役社長としてバンダイナムコゲームスに戻る。玩具、ネットワーク事業、映像での幅広いビジネス経験から、ゲームを通じたグループ事業のボーダレスなビジネス構築が期待されそうだ。

 バンダイナムコゲームスの現代表取締役社長の石川祝男氏は、取締役会長に異動する。このほか4月1日付けで設立されるバンダイナムコスタジオの代表取締役に就任する中谷始氏がバンダイナムコゲームスの取締役を退任する。
 また、グループのヨーロッパ事業の拠点であるBANDAI S.A.の代表取締役会長の辻雅明氏が、海外担当として取締役に就任、両役職を兼任する。同社が今後、海外事業開拓により力を入れていく姿勢が窺われる。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/