フジメディアHD第3Q BSフジ好調 ポニキャンは減収に

メディア大手のフジ・メディア・ホールディングスは、平成24年3月期第3四半期(23年4月~12月)の決算発表を行った。連結売上高は4485億2100万円(前年同期比0.1%増)とほぼ前年と並みだった。一方、営業利益は286億3400万円(同21.0%増)、経常利益は298億3100万円(同10.2%増)と堅調だった。
利益は映像音楽事業以外全てにおいて前年比で伸びており、グループ全体で効率化が進んでいる。放送事業原価をはじめとする原価・販売管理費の圧縮が業績に貢献した。

放送事業は売上げ2677億7100万円(同1.1%増)、セグメント利益は217億9500万円(20.5%増)である。放送事業ではBSフジの伸びが目立った。第3四半期までの売上高は、68億9800万円(同32.5%増)、営業利益は14億3600万円(同113.0%増)である。広告収入の増加が成長を支えた。ニッポン放送は売上高140億1600万円(同2.9%減)、営業利益は1億3800万円だった。
また、制作事業は震災の影響を受けたこともあり、番組、イベントトの受注が縮小した。売上高325億5500万円(3.8%減)だが、セグメント利益は16億5000万円(同7.3%増)と増加した。

映像音楽事業は、売上高447億9400万円(同6.9%減)、セグメント利益25億3600万円(同0.8%減)である。
主要子会社のポニーキャニオンが減収減益だった。売上高は354億7500万円(同8.8%減)、営業利益は26億1500万円(同4.5%減)である。「海猿」シリーズ、「SP」シリーズなどのDVDのヒット作があった。しかし、前年は大ヒット作「けいおん!」シリーズのリリースが多数あったが、今期はそれに相当するものがなかった。

映像関連事業は、フジテレビでも手掛けている。映画事業では、期間中『ステキな金縛り』、『SP 革命篇』、『アンフェア the answer』、『アンダルシア 女神の報復』などのヒットがあった。2012年は大型作品5本が控えており、このうち1本は来冬公開予定の劇場アニメ『ワンピース フィルム Z(仮)』である。原作者の尾田栄一郎さんが総合プロデュースをする。
ビデオ事業は深夜アニメが好調としている。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がDVD、BDで25万本のヒットとなったほか、ノイタミナ作品に海外から引き合いがあるとしている。さらに名作ドラマのBD化などが利益に貢献した。
MD事業でもアニメは存在感があった。『ワンピース』の関連商品が絶好調で、収益に大きく貢献した。また、今期より海外アニメーションの『チャギントン』の商品展開を本格化させている。

フジ・メディア・ホールディングス http://www.fujimediahd.co.jp/