英国でインターネットTVが成長 KPMGが報告

コンサルティング会社KPMG(UK)は、メディア・エンタテインメント・バロメーター調査のひとつとして英国におけるオンラインストリーミングテレビ(インターネットテレビ)の利用状況、ユーザー意識の概要を発表した。調査によれば、インターネットTVは、若い世代を中心に視聴が急成長している。
また、ユーザーが利用する主なサービスは、BBC iplayer、ITV iplayer 、4oD、LoveFilmなどである。なかでもBBC iplayerが最も人気を集めている。回答者の10人のうち9人がBBC iplayerの存在を知っていた。

インターネットを通じた動画配信となると、収益性が課題になることが多い。しかし、今回の調査に答えたうちの64%がインターネットTVにお金を払ってもいいと答えている。これは昨年3月の60%より増加した。さらに有料視聴してもいい番組には、映画、音楽、テレビ番組が挙がった。
調査を行ったKPMGは、こうした結果について、英国市場は新しい段階に入っており、オンラインストリーミングのビジネスは成功の道筋をつけつつあると説明する。一方でビジネス成長の課題として、テレビ視聴の際に必要となるセットトップボックスの設置コスト、今後予想される無料視聴出来るテレビチャンネルの急激な増加などを挙げた。

調査では視聴デバイスについても質問をしている。それによればスマートフォン、タブレットの利用も急増している。スマートフォンの所持率は2010年の27%、6ヶ月前の36%、そして今回は44%まで上昇した。また、スマートフォンで利用するアプリへの支払いは、ユーザー一人当たり月6.97ポンド平均で、半年前の5.65ポンドより拡大した。
一方で、新聞、テレビ視聴に対する支出は引き続き減少している。しかし、インターネットを利用したオンライン上の新聞、雑誌、そして電子書籍の人気は拡大している。オンライン新聞・雑誌の読者は半年前の40%から55%に急伸し、電子書籍の利用者も8%から14%に伸びた。KPMGは、スマートフォンとタブレットの成長がこれを支えたと分析する。

KPMG(UK) http://www.kpmg.com/UK/en/