インドでクール・ジャパン見本市開催 アニメ等で3月に

日本のクリエィテブ・コンテンツ産業を発信するイベントが、インドで初めて行われる。3月15日から18日までの4日間、インド・ムンバイの大型ショッピングモールHigh Street Phoenixで「クール・ジャパン・フェスティバル2012」が開催される。
 このイベントは国が進めるクール・ジャパン戦略推進事業のなかの海外展開プロジェクトの一環となっている。日本のクリエィテブ・コンテンツ産業を現地企業や消費者に一堂に紹介し、継続的なビジネスにつなげる。インドは関連市場の成長性、潜在力から海外市場開拓の重点国のひとつになっている。2012年が日印外交樹立60周年となっていることから、コンテンツ見本市のかたちで実現した。

 出展されるのはアニメを中心としたゲーム、マンガ、音楽などのコンテンツ産業、ファッション、食、観光さらに文具やアニメキャラの玩具展開も含まれる。日本からはコンテンツ関連企業では、東映アニメーション、フジテレビ、講談社、ぴえろ、ゲームポット、ブシロード、ファンワークス、テレビ朝日などが参加する。
 また、インド企業では、グリーン・ゴールド・アニメーションのほか、ファッション関連のナレンドラ・クマール、流通のフューチャーグループ、リライアンス・リテール、フェニックスグループなどが含まれる。
 4日間のうち開催初日はビジネスデイとなり、企業やメディアに日本のクリエイティブ産業をアピールする。両国間のビジネス交流、関係発展を目指す。

 経済産業省がインドで進める日本のクリエィテブ・コンテンツ産業展開では、アニメは重点分野のひとつとなっている。今回のプロジェクトは、フェーズ1からフェ-ズ3までの3段階に分けて事業が進められている。
 フェーズ1では、中小企業支援プロジェクトと大手企業向けのプロジェクトの2つが掲げられていた。中小企業向けでは日本とインドの企業による共同制作と、作品のインドでの上映が目指された。
 一方大手企業向けでは、日本コンテンツホルダーとインド企業との共同事業が行われる。ここでは日印の共同製作、日本コンテンツのローカライズド、そして完成した作品のインドのテレビ局での放映を目的とする。最近、発表された『巨人の星』のインド版や『忍者ハットリくん』のインドでの制作もこうした流れにある。

 さらにフェーズ2では、こうしたアニメ作品を現地のファッション、食品、文具、玩具産業と手を組んで商品化する。アニメだけでなく、そこから派生するビジネスを組み合わせることビジネスの規模を拡大する。
 クール・ジャパン・フェスティバル2012はフェ-ズ3にあたり、コンテンツや開発した商品の宣伝・広報の場となる。期間中は、これまで発表されていない日印の新たな取組みも発表もあるかもしれない。
 今回のプロジェクトは、今後も継続的なビジネスにつなげるとしている。これまでにはつながりの薄かった日本とインドのアニメーション産業の新たな流れを生み出すことになる。