松竹第3四半期 減収赤字 映画・演劇落ち込む

 1月14日、松竹は平成24年2月期第3四半期(23年3月~11月)の決算を発表した。震災の影響による映画興行、演劇興行の落ち込み、また特別損失33億2300万円を計上していることから厳しい業績結果となった。
 連結売上高は557億5600万円で前年同期比18%減である。また営業損失2億7800万円、経常損失14億4500万円、四半期純損失35億9300万円と利益面では赤字に転落した。通期決算でも最終赤字を見込んでいる。

 事業別売上高では映像関連事業が331億1100万円(前年同期比16.2%減)、演劇事業が134億4800万円(同22.6%減)、不動産事業が49億5400万円(同21.4%減)といずれも2桁の減少となった。セグメント利益は、映像関連事業が9500万円(同84.8%減)、演劇事業が12億8600万円の損失、不動産事業が25億7000万円である。
 映像関連事業、演劇事業では、東日本大震災による宣伝の停滞、客足の落ち込みの影響を挙げている。また、不動産事業の売上減は、歌舞伎建て替えに伴う影響である。

 映画関連事業では、配給で『八日目の蝉』、『さや侍』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』が健闘したとする。今回の業績は、2011年3月から11月までの期間となっているため12月3日全国公開の『映画 けいおん!』の実績は含まれていない。通期では現段階で興収14億円を超えたとされる『映画 けいおん!』が松竹最大のヒットになる可能性が高い。
 興行は『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』などヒットしたが、全体では不調だった。テレビ制作、映像ソフト、テレビ放送権販売、CS放送事業は好調だった。

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