サンリオキャラ 中国系企業がマスターラインセス獲得 17キャラ5年間で67億円

 サンリオは、ハローキティやマイメロディ、シナモロールなど同社の17の主要キャラクターの中国におけるマスターラインセンスを販売した。
 1月5日に、香港に本社を持つKTライセンシングとそのグループ会社であるKTライセンシング(上海)とマスターライセンス契約を締結した。KTライセンシングは、香港とマカオを除く、中国全土でサンリオキャラクターの独占的使用権を獲得する。キャラクター商品の製造・販売、また企業へのサブライセンスなどを行う。

 サンリオはこの契約により、KTライセンシングの商品の製造・販売に一定料率を乗じたライセンス料を受けとる。また、契約ではロイヤリティの最低保障額が設けられ、8500万ドル(約67億円)がライセンス料としてサンリオに支払われる。サンリオは実際に行われる事業規模に関係なく、この金額を受け取る。同社の利益にポジティブな影響を与えることになる。
 KTライセンシングは香港に拠点を持つLi&Fung Groupに属する。Li&Fung Groupは、平成22年度に18億5000万ドルの売上を計上する。世界で最も人気が高いキャラクターのひとつされるハローキティで中国のキャラクター事業を開拓することになる。

 サンリオはこれまでは自社グループのサンリオ上海を通じて、個別に中国企業とライセンス契約をしてきた。しかし、今回、これを大きく方向転換することになる。
 中国市場を得意とする企業にキャラクターを預けることで、キャラクター販売の拡大に努める。また、リスクが少ない8500万ドルの収入も魅力的に映ったと考えられる。
 サンリオはやはりライセンス形式で、2014年に中国浙江省にハローキティの大型テーマパークを開設することも明らかにしている。ライセンスを通じた中国市場への関わりを強めている。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/