「犬夜叉 完結編」 日本テレビ放映直後に全米でネット配信

 10月3日から放送を開始する新テレビアニメシリーズ『犬夜叉 完結編』が米国で日本と同時展開することになった。北米地区で『犬夜叉』のアニメとマンガを統括するVIZ メディアは、10月3日の日本での第1話放映後数時間以内に全米で番組をまるごと無料配信する計画を明らかにした。
 第2話以降も毎週日本での放送直後に随時配信を行う。多くのファンの期待を受け、現地でも人気の高い『犬夜叉』の最新作を日本と時差を設けることなく米国ファンに届ける。

 VIZメディアは今回のネット配信を、同社が運営するウェブサイトShonenSunday.comのアニメカテゴリーと米国の大手動画配信サイトであるHuluにて行う。ShonenSunday.comでは、サイトの主要コンテンツとして、Huluではより幅広いファンの獲得を目指す。
 『犬夜叉 完結編』の海外同時展開は、今月半ばにアジア各国でもアニマックス・アジアを通じて行われることが明らかになったばかりである。こちらはアニメ専門チャンネルを使いテレビ放送を、日本放映後5日以内に行うとしている。今回は、インターネットを使うことで、日本との時差をほとんどなくす。

 今回のインターネット配信は東京地区・日本テレビでの放映直後となるため、日本テレビから2日遅れの放送となる国内もうひとつのキー局読売テレビの放映より先になる。むしろ関西地区については、日本と米国で逆転現象が起きる。
 こうした野心的な海外展開は、近年のVIZメディアの大きな特徴となりつつある。既にアニメでは『NARUTO』でも同様のネット展開を行っている。『犬夜叉』の原作者高橋留美子さんの最新のマンガ作品『境界のリンネ』も日本の雑誌連載と平行して、マンガのネット配信をしている。大型作品の国内外同時展開に積極的に取り組む。

 『犬夜叉』は未完のまま終わった前作を引き継いで、物語を完結編するためにこの秋にスタートする新シリーズである。内外のファン待望の作品であると同時に、VIZメディアにとっては特に思い入れの大きな作品だ。
 『NARUTO』や『BLEACH』、『DEATH NOTE』などのヒット作品が出る前、同社の初期の経営を支えたのは高橋留美子さんの作品群であった。なかでも『犬夜叉』は、フラッグシップ・タイトルとされていた。2009年に復活する『犬夜叉完結編』に、VIZメディアは全力を尽くしてプロモーションを行うことになるだろう。

VIZメディア http://www.viz.com/
『犬夜叉 完結編』 公式サイト(日本) http://www.ytv.co.jp/inuyasha/