電通 世界展開TVアニメ「モンスーノ」でバンダイと協力

 電通が北米の有力玩具会社ジャックス・パシフィックと手を組んで展開するテレビアニメ・玩具の『モンスーノ(MONSUNO)』が、2012年から本格的に動き出す。『モンスーノ(MONSUNO)』は小学生男児に向けたアニメとアニメに登場する玩具を連動させる国際共同プロジェクトである。電通の米国法人電通エンタテインメントUSA、ジャックス、フリーマントル・メディア、トレーディングカードゲームのトップスなどが製作出資する。
 現在、テレビアニメ全52話を制作中で、北米では2012年春から大手子どもチャンネル ニコロデオンで放映開始する。電通は出資だけでなく、日本とアジアの総代理店としてアジアの広い地域でのビジネス展開を担当する。

 こうしたなか電通は、同作の事業パートナーに新たにバンダイが参加することを発表した。バンダイは『モンスーノ(MONSUNO)』の日本における商品化権契約を締結、2012年に同作の玩具発売をする。テレビアニメと連動したプロモーションを行い、2012年クリスマス商戦をターゲットに盛り上げる。
 『モンスーノ(MONSUNO)』に関しては、これまで世界同時展開を目指す大型企画として国内外で発表されてきた。しかし、北米など海外での展開が中心となっており、国内でのビジネスの動きはあまり言及されてこなかった。
 今回の発表で、国内でも北米と同じ2012年に作品展開を開始することが明らかになった。また、現在は放送局や詳しい時期は不明だが、日本でも2012年中にテレビアニメの放映がスタートすることになる。

 日本の玩具コンテンツには、遊戯王、ベイブレード、爆丸など世界的にヒットになったものは少なくない。しかし、いずれも日本先行発売後に、海外に進出するなど展開時期にずれがあった。
 近年、アニメやマンガの国内外同時展開が注目されるが、『モンスーノ(MONSUNO)』ではアニメに加えて玩具でも世界同時展開が進む。日本のコンテンツ産業の今後を考えるうえで、注目すべき動きだ。
 また、北米、日本以外での動きもすでに始まっている。北米の玩具をジャックス・パシフィック自身が手がけるほか、欧州ではイタリアのジョッキ・プレツィオージ、オーストラリアではハンター・プロダクツといった有力玩具会社のビシネス参加を決定している。さらに欧州、アジア地域でのテレビ放映も決定している。2012年は、世界各国で『モンスーノ(MONSUNO)』を目にすることになりそうだ。

電通 http://www.dentsu.co.jp/