ティ・ジョイ 中国映画会社と業務提携 アジア配給実現

 国内映画興行の有力企業ティ・ジョイがアジアビジネスに乗り出す。ティ・ジョイは、中国の有力映画会社業務提携オレンジスカイ・ゴールデンハーベストグループとの業務提携を発表した。
 オレンジスカイが中国、香港、台湾、シンガポールなどに持つ劇場ネットワークを活かし、国境を越えた映画配給を実現する。配給作品はデジタルシネマ時代の特性を活かし、ODSなどのデジタルコンテンツを中心とし、年間10タイトル程度を目指す。これまでドメステックな産業と見られてきた映画配給、興行の世界展開に挑戦する。

 ティ・ジョイは東映系のシネマコンプレックスチェーンで、共同経営も含めて全国に17のシネコンを持つ。これまで映画興行の枠を超えた事業展開に積極的で、いち早く全スクリーンのデジタル化、ODSの積極導入を進める。配給事業もそのひとつである。
 また、海外、とりわけアジア市場に目を向ける。2010年には子会社アマゾンラテルナを通じて、韓国のCJE&mとCJ Entertainment JAPANを設立した。今回の提携も、そうしたティ・ジョイのアジア戦略のひとつになる。

 一方、オレンジスカイ・ゴールデンハーベストは、映画の製作、ファイナンス、配給、興行を行う中国企業である。中国、香港、台湾の合計で49のシネマコンプレックス374スクリーンを運営する。さらに2011年末までに、57カ所433スクリーンに拡大する予定である。
 東アジアの主要都市にスクリーンを持つが、アジアの巨大市場である日本には足掛かりがない。日本で大手のティ・ジョイとの連携は、オレンジスカイにとってもメリットが大きいはずだ。

ティ・ジョイ http://www.t-joy.net/
オレンジスカイ・ゴールデンハーベスト http://www.osgh.com.hk/en/aboutus.php