スクエニ カナダの開発拠点を大幅拡充 スタジオ増設

 ゲーム大手のスクウェア・エニックス・ホールディングス(スクウェア・エニックスHD)は、カナダ・モントリオールのゲーム開発拠点を大幅に拡充する。海外拠点の拡大でグローバルな開発体制を強化する。
 まず、2007年に開設された開発スタジオ アイドス・モントリオールのゲーム開発要員として新たに100名雇用する。そのうえで新規プロジェクトに乗り出す。
 また2012年中を目処に新スタジオとしてスクウェア・エニックスモントリオールを開設する。こちらはゲーム開発者150名による体制となる。スクウェア・エニックスHDは、両スタジオで一挙にゲーム開発者を250名増やすことになる。

 スクウェア・エニックスモントリオールは、今後、最初のプロジェクトとして、「HITMAN」シリーズの新作に取り組むという。グループのスタジオ、デンマーク・コペンハーゲンにあるIOインタラクティブとの 2 スタジオ体制で開発、シリーズの可能性を広げる。

 モントリオールのスタジオ強化の理由について、和田洋一代表取締役社長は、モントリオールが優れた才能の集まるゲームのメッカとなっているためだと説明する。
 今年8月から世界各地で発売開始したアイドス・モントリオール開発の大型タイトル「DEUS EX: HUMAN REVOLUTION(デウスエクス)」は、累計出荷本数が200万本を超える大ヒットとなった。こうした高い実績を念頭に、モントリオールを拠点にさらなるヒット作輩出を狙うことになる。
 また、ブランドの異なる2スタジオ体制についてスクウェア・エニックスHDは、異なる強みとカルチャー、魅力を持つ2 つのスタジオを運営することがビジネスの大きなアドバンテージとなるとする。
 日本のゲーム産業は、国際的な競争が激化するなか、グローバルでの競争力に翳りが見えるとされる。スクウェア・エニックスはグローバルな開発体制の構築と、異なるカルチャーのぶつかり合いによる活性化でこれを乗り越える方針のようだ。

スクウェア・エニックス・ホールディングス
http://www.square-enix.com/jpn/