経産省 コンテンツ産業の成功要因抽出、調査、コンソーシアム構築企画を公募

 経済産業者はクリエイティブ産業の振興、活性化を目指した事業に積極的に取り組んでいる。同省のクリエイティブ産業課は、11月18日より「平成23年度クール・ジャパン戦略推進事業(クリエイティブ産業の海外展開強化に向けた総合的基盤整備事業)に係る企画競争」の募集を開始した。
 この事業は、コンテンツやファッション、デザイン、キャラクター、日用品、伝統工芸品などクリエイティビテイを基盤にした産業の海外展開の一環である。クール・ジャパンと呼ばれる分野でのこれまでの成功事例を分析することで、産業振興に結びつける。

 事業にあたっては、まずクリエイティブ産業のうち、これまで海外で成功した日本のコンテンツ分野で複数の作品、プロジェクトなどを取り上げる。その海外展開戦略と実績、さらに現地ライセンシーなどとの契約内容に関する調査・検証を行う。
 それらのコンテンツが海外でどのように収益を得ているのか、その実現のための具体的なビジネススキームやポートフォリオ、企業とのコンソーシアム組みかたはどうなっているのかなどに幅広い成功要因を求める。また、海外展開の重点国を選定、国ごとの進出計画の策定、投資戦略の検討も行う。さらにクリエイティブ関連企業、メディア企業、現地の提携先企業を含んだコンソーシアムを具体的に組成する。これらを通じて戦略的な海外展開の実施を目指す。

 経済産業省によれば、日本のクリエイティブ産業は海外で高い人気を獲得しているケースが多い。しかし、そうした人気は必ずしもビジネス収益に結びついていないと指摘する。
 そこでクリエイティブ産業が他産業と戦略的なコンソーシアムを組むことで、作品の訴求力を関連商品に波及させ、点から面への相乗効果を発揮させることを狙う。それを海外マーケットの獲得につなげる。

 今回の企画コンペティションは、そうしたプロジェクトの基盤づくりともいえる。事業予算はおよそ8000万円(税込)、委託業務は2012年3月末までに完了することが条件となる。
 応募の受付は2011年11月18日から12月9日まで(必着)である。詳細及び応募要項は、経済産業省サイトにて確認出来る。

経済産業省 http://www.meti.go.jp/