バンナムHD第2Q好調決算 通期売上4200億円見込む

 11月2日に発表されたバンダイナムコホールディングス(バンダイナムコHD)の平成24年3月期第2四半期決算が好調だった。売上高、利益とも期初予想を大きく上回り、業績回復の確かさを見せた。
 『ONE PIECE』、戦隊シリーズ、仮面ライダーなどキャラクター玩具が好調だった。海外での玩具事業が堅調、ゲームやアニメ、ネットワークのコンテンツ事業も順調で業績を押し上げた。
 連結売上高は1942億4100万円(前年同期比11.9%増)、営業利益は157億5700万円(同211.0%増)、経常利益は159億7700万円(同219.2%増)、四半期純利益は80億2600万円(前年は19億3000万円の損失)だった。利益面での伸びが顕著だった。

 トイホビー事業の売上高は816億2700万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は89億8600万円(同27.1%増)となった。
キャラクター別では『ONE PIECE』のほか、仮面ライダーシリーズと戦隊シリーズが前年より伸びた。2作品の売上は当初計画を40億円上回った。また、デジタルカードゲームも当初計画の1億枚から1億2000万枚に拡大した。
 さらに海外も盛り返している。2011年に北米で新作が投入された「Power Rangers」が好調で、新たに手掛けた「Thundercats」のスタートも順調だとしている。2012年には北米で「Power Rangers」の新シリーズを投入予定だ。また、これまで北米全体で3500店舗であった販路を、今後5700店舗まで拡大する。

 業績回復を強く印象づけたのは、コンテンツ事業である。売上高が前年同期より21.4%増の867億1100万円となったほか、前年は26億円あった営業損失が53億6900万円の利益に転じた。
 家庭用ゲームソフトで、PS3向けの『テイルズ オブ エクシリア』、PSP向けの『AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…』が好調だった。また、映像パッケージでは『機動戦士ガンダムUC』、『TIGER & BUNNY』といったヒット作が業績を支えた。さらにネットワークコンテンツでは、月額課金の会員数が減少する一方で、『ガンダムロワイヤル』などのソーシャルゲームが全体を牽引した。

 アミューズメント施設事業は、店舗の選択と集中により利益を重視した。この結果、売上高は313億600万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は18億9100万円(同24.5%増)である。
 その他の事業は売上高115億2000万円(同32.4%増)、営業利益は10億4500万円(同143.2%増)だった。
好調な業績を受けて、バンダイナムコHDは通期決算の連結業績予想の情報修正を行っている。修正後の売上高は4200億円(前年6.6%増)、営業利益は250億円(同53.0%増)、経常利益は260億円(同58.5%増)、当期純利益は150億円(同711.5%増)となる。いずれも前年比でプラスとなる。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/