17年3月期トムスの決算 売上高、収益微減

 アニメーション制作のトムス・エンタテインメントは、5月11日に決算発表を行った。発表によると17年3月期連結後のトムス・エンタテインメントの売上高は136億6千万円(前期比2.8%減)、経常利益は20億3000万円(前期比5.2%減)であった。
 アニメーション事業部門は『それいけ!アンパンマン』の商品化権収入が好調であったが、テレビ制作収入全体が落込み売上高81億1600万円(前期比7.4%減)となった。また、海外販売収入も前年より減少した。アミューズメント事業は、新規開店が貢献し55億5千万円(前期比5%増)となった。
 来期は、アニメコンテンツを積極的に活用したライセンス事業を展開し、アニメ事業で103億7000万円、全体で162億9000万円の売上高と経常利益20億円を見込んでいる。

 トムス・エンタテインメントは、元々は繊維企業のキョクイチにルーツがある。1995年に当時の東京ムービー新社と合併後、本業の繊維関連業務を急速に縮小、2003年には繊維業から完全撤退している。トムス・エンタテインメントのTMSは東京ムービースタジオ(Tokyo Movie Studio)に由来している。また、子会社にアニメ制作のテレコムとトムスフォトを抱えている。
 現在手掛けている主要なアニメ作品には上記『アンパンマン』ほか、『名探偵コナン』、『ギャラリーフェイク』、『とっとハム太郎』、『ルパン3世』などである。
 なお、セガサミーホールディングスはトムス・エンタテインメントの株式35.1%を保有しており、同社を関係会社としている。セガサミーは、現在、トムス株の保有株式を40%まで引き上げ子会社にする方針を公表している。トムス側も、この方針を受け入れる予定である。