キャノン カメラ・レンズでハリウッド映画市場に参入

 キャノンが、映像制作用のレンズ・カメラでハリウッドなどの映画制作市場に進出する。映画制作向けの商品で構成する「CINEMA EOS SYSTEM」を立ち上げて、2012年1月下旬から発売を開始する。
 まず、高画質の映像撮影に最適な「EFシネマレンズ」7種類、さらにEF/PLマウント対応のレンズ交換式ビデオカメラを順次市場に投入する。さらに現在開発中の4K動画記録を可能とするデジタル一眼レフカメラの発売を予定する。

 映像制作向けのカメラ・レンズ市場は、主に放送用コンテンツ向け市場と映画制作市場のふたつに分けられる。キャノンはこれまで放送用コンテンツ向けの商品を提供していたが、映画制作市場は本格的には扱っていなかった。
 映画制作向けは、ハリウッドの制作会社やインディーズ映画制作のための様々なモデルが存在しており、フィルムを使うアナログ方式とデジタル方式が混在しているためである。

 一方で、映画制作のデジタル化が進んだことから、次第に制作現場ではレンズ交換が可能なデジタルビデオカメラが主流となって来ている。ここにキャノンは新しい市場の可能性をみつけた。
 さらに現在の映画制作は、3DやCGなどでの撮影素材のポストプロダクション、加工が多い。4Kなどのより高画質な次世代ビデオフォーマットへの対応も急がれている。キャノンによれば、より高画質なデジタルビデオカメラのニーズが高まっており、高画質の交換レンズの需要も伸長している。
 キャノンは新しいブランド「CINEMA EOS SYSTEM」でこの市場を狙う。今後はさらに商品ラインナップを拡充し、市場ニーズを捉える。

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