ファニメーション社長 オンラインゲーム会社取締役会長に

 米国最大の日本アニメ企業であるファニメーション(FUNimation Entertainment)が、オンラインゲーム会社GameSambaとの関係を深める。GameSambaは、10月27日にファニメーションの社長兼CEOのゲン・フクナガ氏を取締役会長に選出したことを明らかにした。
 同社によればこの決定は、ファニメーションとGameSambaの戦略的提携をより強固にするものだとしている。両社はアニメとゲームの相互プロモーションの協力で合意をしていた。今後も互いのユーザーを相互に誘導し、アニメとオンラインゲーム双方の事業を活性化する。

 GameSambaは、ワシントン州エベレットに本拠を持つオンラインゲームの開発と運営に特化した企業である。北米と台湾を中心に「Realms Online」、「Remnant Knights」、「Tribal Trouble 2」といったタイトルを開発、運営する。いずれもゲーム参加無料、アイテム課金を中心とする。
 一方、ファニメーションはゲン・フクナガ氏が1994年に設立、「ドラゴンボール」シリーズや『ONE PIECE』、『鋼の錬金術』などの有力タイトルを北米で展開する。日本アニメに特化した会社では全米最大、キャラクターライセンスなども手がけるが、とりわけDVD・BDなどの映像パッケージ事業に強みを見せる。

 2011年にはMBOにより親会社のNAVARREから独立し、積極的なビジネス展開、多角化を目指している。とりわけ近年は映像パッケージの市場縮小が鮮明になるなか、アニメ製作投資、そしてインターネットでの事業に力を入れる。先日はニコニコ動画との提携を発表し、日本アニメの北米同時期配信の取り組み強化を発表したばかりである。
 オンラインゲーム会社との戦略的提携もこうした一環とみられる。日本アニメは実際の世界よりインンターネット上でより人気の高い傾向があるだけに、GameSambaとの提携はファニメーションのビジネスのリーチを拡大することになるだろう。

ファニメーション(FUNimation Entertainment) http://www.funimation.com/
GameSamba http://www.gamesamba.com/