TIFFCOM2009 スクリーニングに「いばらの王」「TO」等

 東京国際映画祭と連動するTIFFCOM2009が、10月20日から22日までの3日間、東京・六本木ヒルズで開催される。六本木ヒルズ森タワー49F、スクリーンニングルーム1、2、TOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン4を会場とする。TIFFCOMは経済産業省、財団法人日本映像国際振興協会、日本映像振興株式会社主催しており、映画やテレビ番組を中心したエンタテイメントコンテンツの見本市である。

 近年は、出展者数、来場者数とも大きく伸びており、日本を代表する映像作品のマーケットとしての認知度が向上している。イベントは作品紹介の見本市会場、企画段階の作品ビジネス活性化を狙うTPGなどがあるが、バイヤー向けのスクリーニングの充実がここ1、2年目立っている。
 今年のマーケットスクリーニングの作品リストが、このほどTIFFCOMより発表された。今回公表された作品は30作品以上、期間中、国内外の最新作品が紹介される。

 国内からは、第22回東京国際映画祭の特別招待作品でもある『ゼロの焦点』や『風が強く吹いている』、『天使の恋』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』などの4作品が出品されている。TIFFCOMでは、各配給会社の一押しのラインナップと紹介している。
 海外からは『Yellow Sheep River』(台湾・Joint Entertainment)や中国作品などもあり、アジアの国際マーケットとしての東京を感じさせるものとなっている。スクリーニング作品は今後も、増える可能性がありそうだ。

 マーケティングスクリーニングには、アニメ作品もある。ひとつは先日、シッチェス・カタロニア映画祭での世界初上映が発表された『いばらの王』である。作品はSFマンガとして評価の高い岩原裕二さんの原作をサンライズが劇場アニメ化した。
 配給は角川映画、角川インターコンチネンタルグループホールディングスである。相次ぐ国際映画祭での登場は、この作品が海外マーケットに強くプロモーションを行う戦略タイトルであることが判る。

 もうひとつはショウゲートが配給する『TO』である。こちらは星野之宣さんのSFマンガ『2001夜物語』を原作とする。監督は『ベクシル-2077 日本鎖国-』の曽利文彦さん、制作はOXYBOTである。最新の3DCGアニメーションが期待される。
 曽利監督は『ベクシル』のほか劇場アニメ『アップルシード』のプロデューサーとしても海外でよく知られている。こちらも海外マーケットに大きな期待をかけているとみられる。
 いずれの作品もバイヤー向けのクローズド上映となっている。誰でも観ること出来るわけではないが、両作品の今後の展開は目が離せない。

 このほかマンガ原作の上映作品も見られる。日本テレビの『カイジ』、クロックワークスの『あばしり一家』、松竹の『カムイ外伝』などである。『DEATH NOTE』や『20世紀少年』など、マンガ原作の実写映画の関心も海外では高まっており、今後はこちらの動向も注意が必要だ。
 TIFFCOMはコンテンツ関連のビジネス関係者を対象としている。事前の登録料は3日間1万円、当日登録の場合は3日間1万2000円、1日のみの場合は1万円となる。

TIFFCOM 2009 http://www.tiffcom.jp/