2011年ライセンス・グランプリ 「こびとづかん」が受賞 

 過去1年間に最もライセンス分野で最も活躍したプロパティを表彰する「Licensing of the Year 2011 in JAPAN」のグランプリに「こびとづかん」が決定した。「こびとづかん」は、なばたとしたか さんが描く絵本とそのキャラクターである。あたかも実在するかのように描かれた奇妙な姿と習性もつこびとが、大人から子どもまで幅広い層から人気を集めている。
 長崎出版による絵本を出発に、ビルドーによるキャラクター展開で映画やフィギュアなどで登場する。ライセンシング・オブ・ザ・イヤーでは2009年にニューフェイス賞を獲得、今回は2度目、さらにグランプリでの受賞となった。インパクトのあるビジュアルを嫌味なく展開し市民権を得た点が高く評価された。

 ライセンシング・オブ・ザ・イヤーは、国内のライセンスビジネスを盛り上げるため2009年よりスタートしている。キャラクター・データバンクが主催、専門家の審査を経て決定する。過去一年間に注目を浴びたライセンスプロパティ、キャラクターを知る指針ともなる。
 2009年のグランプリは『ポケットモンスター』、2010年は『ワンピース』とアニメとも関係が深い作品が選ばれていた。今回は、アニメやマンガ、ゲームでなく、絵本発という異色の受賞である。

 このほか部門では、キャラクター・ライセンス賞に『ワンピース』(東映アニメーション)、ブランド・ライセンス賞に『PlayStaionロゴ ライセンスプログラム』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が選ばれている。プロダクト・ライセンシー賞は『東京スカイツリー ナノブロック』(河田)、プロモーション・ライセンシー賞に『ワンピース サウザンド・セレナ号』(日産自動車)となった。昨年のグランプリに引き続き、『ワンピース』が強さを発揮している。
 キャラクターを活用した展開で題となったリテイルを選ぶリテイル賞は『キャラパーク吉祥寺』(キディランド)だった。ニューフェイス賞は絵本からで、ポプラ社の『おまえうまそうだな』である。
 選定委員特別賞には、セガによる『初音ミク-Project DIVA- 2nd』となった。海外でも人気の初音ミクの人気のひとつが評価された。

 アワード受賞の表彰式は、10月27日に六本木ヒルズ森タワーで開催されるCreative Market Tokyo2011(CMT2011)のなかで行われる。
 また、CMT2011では、「『こびとづかん』にみる創造コンセプトのつくり方」と題したセミナーも開催予定だ。キャラクターヒットの秘密をゲストに国領 一樹さん(ビルドー 代表取締役)を招き、キャラクター・データバンクの陸川和男さんが聞く。

Creative Market Tokyo2011(CMT2011)
http://www.cmtokyo.jp/2011/
キャラクター・データバンク
http://www.charabiz.com/

Licensing of the Year 2011 in JAPAN

■ グランプリ
  「こびとづかん」 (長崎出版、ビルドー)
■ キャラクター・ライセンス賞
  「ワンピース」 (東映アニメーション)
■ ブランド・ライセンス賞
  「PlayStaionロゴ ライセンスプログラム」 (ソニー・コンピュータエンタテインメント)
■ プロダクト・ライセンシー賞
  「東京スカイツリー ナノブロック」 (河田) 
■ プロモーション・ライセンス賞
  「ワンピース サウザンド・セレナ号」(日産自動車)
■ リテイル賞
  「キャラパーク吉祥寺」 (キディランド)
■ ニューフェイス賞
  「おまえうまそうだな」 (ポプラ社)
■ 選定委員特別賞
  「初音ミク-Project DIVA- 2nd」 (セガ)