トイザらス 米国親会社が公開買付け 株式非公開化目指す

 日本トイザらスの親会社である米国トイザラス・インクは、傘下の投資会社ティーアールユー・ジャパン・ホールディングス2・エルエルシー(TRU JAPAN HOLDINGS 2, LLC)を通じて、日本トイザらスの株式公開買付け(TOB)を行うことを明らかにした。
 トイザラス・インクとティーアールユーは、現在両社合わせて日本トイザらスの発行済株式の62.11%を保有する。今回のTOBでトイザラス・インクは、買取り株数の上限も下限も設けていない。発行済株式の100%の買取りも視野に入れており、同社の非上場化を目指す。
 
 ティーアールユーは公開付け価格を、1株につき587円としている。この価格は9月18日の終値372円に対して57.8%の比較的大きなプレミアつけられている。過去6ヶ月間の単純平均428円からは37.3%、同3ヶ月間の単純平均416円に対しては41.14%、同1ヶ月間の単純平均408円に対しては43.9%のプレミアムが加わる。
 いずれに対しても上積み価格は37%以上である。これは日本トイザらスの市場での企業価値が、実体よりも過小評価されていると言ってもいいだろう。トイザラス・インクは過小評価されている状態を放置するよりは、安値で企業を買い取るほうが効率的との判断をしたとみられる。

 今回のティーアールユーのTOBについて日本トイザらスの経営陣は、株主に対してTOBの応募を推奨する意見を表明している。
 日本トイザらスは世界的な経済環境の悪化が、同社の事業環境にも影響を与えており、玩具・子供用品の小売ビジネスにおいてトイザラスグループの支援が不可欠と述べている。そして、中長期的な企業価値の向上を実現するために、トイザラスグループ内での連結経営の最適化及び効率性を追求する。そのために自社の非公開化が望ましいとする。

 今回のTOBにより、株式のかなりの部分がティーアールユーに買い取られるとみられる。同社は2000年4月にジャスダックに上場したが、およそ10年にして再び非上場化に向かいそうだ。また、そうなることで、今後は米国トイザラス・インクの影響力がさらに強まりるだろう。

日本トイザらス http://www2.toysrus.co.jp/truj/index.html