NYコミコン10月開催 展示フロアー完売 アニメフェスも

 2006年のスタート以来、急成長を続けるニューヨーク・コミコンが今年も大きく盛り上がりそうだ。6回目を迎えるイベントは例年どおりニューヨーク・マンハッタンにあるコンベンション会場ジャビットセンターで開催される。
 このほど主催のREEDPOPは9月29日までに企業向け出展スペースを完売したと発表した。本年のNYコミコンはジャビットセンターの展示会場全てを利用する。また、出展企業数は700以上、参加アーティストは400人以上となった。米国のポップカルチャー業界で存在感を増しているNYコミコンの勢いが現れた。 
 昨年9万6000人とされた参加者数は、本年も期待出来そうだ。総展示会場面積はサンディエゴ・コミコンには及ばないが、北米第2位のポップカルチャーイベントの地位をより確かにする。

 ニューヨーク・コミコンは、コミックスやTV番組、映画、ゲームなどのファンイベントとしてスタートした。これまでニューヨーク地区にポップカルチャーの大型イベントがなかったことから注目を集めるようになった。
 また、日本のアニメ・マンガファンにとっても見逃せないイベントとなっている。これはNYコミコンがアニメ・マンガにフォーカスしたニューヨーク・アニメフェスティバルを2010年からイベント内イベントとして吸収しているためである。規模ではNYコミコンを上回るサンディエゴ・コミコンよりも参加企業もイベントも数が多く、日本のコンテンツに存在感がある。出展企業だけでもアニメ、マンガ関連企業は90近くにのぼる。

 2011年の主なアニメ/マンガ関連出展企業には、VIZ Media、講談社USA、ヴァーティカル、ファニメーション、クランチロール、メディアブラスターなどがある。さらに上映会やトークイベントには、バンダイエンタテインメント、アニプレックスUSA、サンライズ、YenPressなどがある。
 日本からのゲストも豪華だ。『NARUTO』の声優竹内順子さん、『FAIRY TAIL』の作家の真島ヒロさん、『星を追う子ども』の新海誠監督、脚本家の佐藤大さんらのクリエイターがゲストに招かれる。
 企業関連のゲストではアニプレックスの代表取締役の夏目公一朗さん、勝股英夫さん、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長、サンライズの尾崎雅之プロデューサーといった名前も並ぶ。

 実際に今年は幾つかの日本企業が、NYコミコンを宣伝の場として積極的活用する。バンダイナムコグループ、講談社、アニプレックスである。バンダイナムコグループは従来の現地法人バンダイ・エンタテイメントだけでなく、サンライズが直接参加することが目を惹く。『TIGER&BUNNY』、『機動戦士ガンダムUC』、さらにバンダイナムコゲームスの『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』も登場する。講談社も出展のほか複数のパネルを設けるなど、積極的だ。
 とりわけふたりの代表取締役が同時に現地入りするアニプレックスは、大規模な展開となる。企業パネルのほか、『魔法少女まどか☆マギカ』、『Fate/Zero』、さらに秋の新番組『ギルティ・クラウン』は1、2話同時のワールドプレミアとファンイベントなど、幾つものイベントが立て続けとなる。
 日本のアニメ・マンガに依然ほど勢いがないとされる中、こうした企業の攻勢が今後大きな飛躍につながることを期待したい。

ニューヨーク・コミコン http://www.newyorkcomiccon.com/