11年上半期 映像ソフト5年ぶりに増加 アニメも8.6%増

 2011年上半期の国内映像ソフト(DVD・Blu-ray Disc)販売が好調だ。映像ソフトメーカー団体である日本映像ソフト協会が発表した2011年上半期(1月~6月)のDVD・Blu-ray Discを合わせた総売上は1256億4000万円となり、前年同期の5.3%増となった。
 上半期の売上高としては、5年ぶりに前年同期を上回った。国内映像ソフト売上は2009年より減少幅が縮小しており、その下げ止まりが指摘されていた。2011年の上半期を見る限りではその傾向はさらに鮮明となったかたちだ。映像のデジタル配信が広がるなかで、映像ソフトの意外ともいえる健闘ぶりは映像関連企業のビジネス戦略にも影響を与えそうだ。

 売上の伸びは依然BD市場の成長に支えられている。しかし、BDが前年同期比38.3%増の244億500万円になる一方で、DVDは1012億3500万円の0.5%減にとどまっている。BDの成長率も前年同期から大きく下がっており、こちらも意外ともいえるDVDの踏ん張りが全体の好調さを支えたかたちだ。DVDとBDの売上比率は81:19となっている。
 BDについてはアニメーション分野で、存在感が拡大している。売上全体の38.6%をBDが占め、かなり高くなっている。とりわけ日本アニメーション(一般向け)では売上の44%がBDからとその勢いが強い。

 アニメーションの映像ソフトも好調だった。日本のアニメーション(一般向け) 、海外のアニメーション(一般向け)、日本の子供向け(アニメーション) 、海外の子供向け(アニメーション)の4ジャンルの売上合計は380億9400万円、前年同期比8.6%増である。
 このうち全体の86%にあたる327億4600万円が日本のアニメーション(一般向け)で、前年同期比で7.6%増と堅調である。このジャンルは深夜アニメなどのコアターゲットのアニメ作品を含んでいる。映像パッケージへの依存度の高い分野だけにポジティブなニュースである。
 海外のアニメーション(一般向け)は12億6100万円、日本の子供向け(アニメーション)は33億3100万円 、海外の子供向け(アニメーション)は7億5600万円をそれぞれ売上げた。

 映像ソフト市場におけるアニメの存在は、2011年上半期もやはり大きかった。販売用(個人向け)でのジャンル別売上では前年同期比3.7%増加した日本アニメーション(一般向け)が全体構成比29.5%と引き続き1位である。
 また、レンタル店用でも、日本アニメーション(一般向け)は21.1%増で構成比率18.3%と2位を占める。一方で、レンタル市場の売上にBDが占める比率は3.0%とかなり小さい。

日本映像ソフト協会 http://www.jva-net.or.jp/