国内アニメ市場2290億円 5.8%増加 2年連続成長に

 国内のアニメーション市場規模の継続調査を行っているメディア開発綜研は、このほど2010年のアニメーション市場規模を発表した。同社よれば、2010年の市場は2290億円、前年比5.8%の増加となる。2009年も前年比で1.6%増となっていたことから、市場規模は2年連続のプラス成長となる。
 アニメーション市場規模は2006年に2415億円で過去最高になった後、2007年、2008年と2年連続で減少していた。 メディア開発総研の市場調査は、劇場用アニメーション、アニメーションビデオソフト(セル/レンタル)、テレビアニメーション、PC向け・携帯向け配信、IPTVを対象としている。作品から派生する二次市場は含まれていない。今回の結果では、アニメーションの市場は2009年以降安定を取り戻していることになる。

 市場の拡大を支えたのは、劇場アニメーションであった。2010年には興行収入92.5憶円に達したスタジオジブリ作品の『借りぐらしのアリエティ』、海外アニメーションで興行収入108億円の『トイストーリー』の存在感が大きかった。
 これに加えてセルビデオ(コンシュマー向けDVD・Blu-ray Disc)が増加に転じたこと、携帯向けのアニメーション配信市場が全体では小さいながらも拡大していることなどに触れている。
 一方で、テレビアニメーションについては、2006年をピークにテレビ放映本数が減少しているとする。また、地上波放送市場が縮小傾向にあるとする。しかし、衛星放送、CATVのアニメチャンネルなどの有料放送市場が拡大している。アニメーション視聴のためのウィンドウの多様化が進んでいるようだ。

メディア開発綜研 http://www.mdri.co.jp/