2005年3月期バンダイグループの決算は?

 企業決算の発表が集中するなかバンダイグループ各社の決算が相次いで発表されている。この秋に、ナムコとの経営統合が発表されることもあり決算内容が注目されるが、結果はグループ各社によってまちまちであった。

バンダイ 北米不振で減益
 5月10日に発表されたバンダイの決算は既報どおり、主に北米事業を中心とした海外部門の不振が原因で、増収減益であった。売上高は2699億4500万円と前期比2.9%増であったが、経常利益257億2300万円(同5.5%減)と低迷した。国内では「ふたりはプリキュア」、海外は「タマゴッチ」が好調であったという。
 来期は、海外事業の建て直し効果により増収増益の売上高2850億円(前期比5.6%増)、経常利益300億円(同16.6%増)を見込んでいる。また、ナムコと合併が秋に控えており、この効果どのように現れるが気になる。

バンプレスト 増収増益で好調維持
 一方、アミューズメント事業、家庭用ゲームソフトを手掛けるバンプレストの決算は極めて好調であった。売上高が344億3400万円(前期比23.1%増)、経常利益は18億3500万円(403.0%増)と増収増益を確保するだけでなく、経常利益と純利益が前期比の4倍以上となっている。こうした好調さの背景にはアミューズメント事業におけるキャラクター商品と食玩商品、カードゲームと家庭用ゲームソフトの「スーパーロボット大戦」シリーズや新作の「Another Century’s Episode」が貢献したという。
 さらに海外向けの「ドラゴンボールZ舞空闘劇」も好調だったとしている。バンプレスとは来期も増収増益を目指し、アミューズメント施設の「浅草花やしき」の活性化や新作ゲームソフト投入を予定している。

バンダイネットワークス 増収減益 待受け画面が不振
 また、5月9日に発表された携帯情報会社のバンダイネットワークスは、売上高が101億3600万円(前年同期比2%増)であったが経常利益は6億7000万円(前期比10%減)になった。ゲーム関連の会員数が前年比53.1%と大きく伸びる一方で、待受け画面の会員数が前年比19.9%減と大きく減ったことが減収の大きな要因となった。また、開発関連費用も増加した。来期からは連結決算に変わり、売上高120億円、経常利益18億円を目指す。