バンダイ、ナムコ経営統合発表と株価の動き

 本日のバンダイとナムコの経営統合の発表で、両社とそのグループの株価も大きいな動きを見せている。まず、経営統合をするバンダイとナムコであるが、こちらはバンダイ株が大幅下落する一方で、ナムコ株が急騰している。これは、本日発表した9月27日に設立される持株会社と現株式の交換比率を反映している。
 発表された交換比率は、バンダイ1株に対して新株1.5株、ナムコ1株に新株1株である。この交換比率は、統合発表前の株価バンダイの2395円とナムコの1406円を用いた場合は、ナムコのほうに有利な比率となっている。本日のバンダイ株の大幅下落、ナムコ株の上昇は交換比率のギャップを解消する動きであったといえる。
 両社のこうした合併比率は、バンダイ側のアドバイザー大和証券SMBCとナムコ側のアドバイザー野村證券がそれぞれについて分析した結果により算定されたものだとしている。バンダイ側に不利にみえる交換比率は、ここ半年間のバンダイの株価の低迷を反映した結果だと考えられる。

 しかし、バンダイ株の下落は、両社の経営統合に対する市場の否定とはいえない。実際に本日の経営統合発表により、上場しているバンダイグループの株式はいずれも急騰している。
 とりわけ、ゲーム会社であるナムコとの統合効果を期待するバンダイネットワークスは、30,000円高のストップ高で206,000円の1,114株(1株単位株)買残しとなっている。同様に、物流商品の増加を期待されたバンダイロジパルが73円高の800円、バンプレスト179円高の1862円、バンダイビジュアルが29,000円高の388,000円と軒並み大幅高となっている。こうしたグループの株価上昇は、株式市場が両社の経営統合による経営強化を前向きに評価した結果といえるだろう。

5月2日の株価
バンダイ  2,335円 (60円安) 下落率2.5%
ナムコ   1,531円 (125円高) 上昇率8.89%
バンダイビジュアル  388,000円 (29,000円高) 上昇率8.07%
バンプレスト  1862円(179円高)  上昇率10.63%
バンダイネットワークス  206,000円 (3,000円高) 上昇率17.04% ストップ高
バンダイロジパル  800円 (73円高) 上昇率10.04%
ハピネット 2155円 (15円安) 下落率0.69%
創通エージェンシー  368000円(50000円高) 上昇率15.72% ストップ高