東京国際アニメアワード受賞式 10月10日に開催

 東京国際アニメフェア実行委員会は、10月10日に東京ビッグサイト レセプションホールにて、第10回東京アニメアワード授賞式、功労賞顕彰式を開催する。式は当初今年3月26日に東京国際アニメフェア2011内での実施を予定していた。
 しかし、3月11日に起きた東日本大震災の影響を受けアニメフェアは開催中止となり、授賞式、顕彰式も中止されていた。今回はそれに替わり新たに企画されたもので、当初予定からおよそ半年遅れての実施となる。

 東京アニメアワードは、過去1年の間に公開された商業作品の中から業界関係者や専門家の投票により選ばれるノミネート部門と一般から公募された作品を審査する公募部門のふたつから構成されている。ノミネート部門はアニメーション・オブ・ザ・イヤーのほか作品賞や監督賞など11部門が設けられる。アニメ版のアカデミー賞といった存在だ。
 一方、公募部門は、国内外からの作品を対象としている。こちらは広がりのある作品群の中ら選考委員会が受賞作を決定する。映画祭のコンペティション的な色彩が強く、人材発掘・育成も目指されている。
さらに功労賞は、長年アニメ業界に貢献してきた人物や企業・団体を顕彰する。今回は企画・映像プロデューサーから有賀健さん、脚本から雪室俊一さん、SF考証から小隅黎(柴野拓美)さん、監督から勝間田具治さん、キャラクターデザイン・作画監督 荒木伸吾さん、美術監督から浦田又治さん、録音 から神原広巳さん、編集から千蔵豊さんが選ばれた。また、声優からは『サザエさん』の出演者を顕彰する。

 また、2011年の東京アニメアワードの受賞作品・受賞者は既に明らかにされている。アニメーション・オブ・ザ・イヤーには、米谷宏昌監督の『借りぐらしのアリエティ』が輝いたほか、国内劇場映画部門優秀作品賞、監督賞(米谷宏昌)、美術賞(武重洋二、吉田昇)、音楽賞(セシル・コルベル)など5部門受賞となった。相変わらずスタジオジブリの劇場作品に対する評価の高さをみせつけた。
 テレビ部門は、『けいおん!』、『四畳半神話大系』、OVA部門には『機動戦士ガンダム UC』と話題作が並ぶ。2010年のアニメシーンを代表するかたちとなった。

第10回 東京アニメアワード

[ノミネート部門]
■ アニメーション・オブ・ザ・イヤー
    『借りぐらしのアリエッティ』 
■ テレビ部門・優秀作品賞
    『けいおん!!』
    『四畳半神話大系』 
■ 国内劇場映画部門・優秀作品賞
    『借りぐらしのアリエッティ』 
■ 海外劇場映画部門・優秀作品賞
    『トイ・ストーリー3』 
■ OVA部門・優秀作品賞
    『機動戦士ガンダム UC』

(個人部門)
■ 監督賞  
    米林宏昌 『借りぐらしのアリエッティ』
■ 脚本賞
    丸尾みほ 『Colorful』
■ 美術賞
    武重洋二/吉田昇 『借りぐらしのアリエッティ』
■ キャラクターデザイン賞
    馬越嘉彦 『ハートキャッチプリキュア!』
■ 声優賞
    豊崎愛生 『けいおん!!(平沢唯役)』
■ 音楽賞
    セシル・コルベル 『借りぐらしのアリエッティ』

[公募部門]
■ グランプリ
    『Trois Petits Points』 Alice DIEUDONNE(フランス)
■ 一般部門 優秀作品賞
    『Thought of You』 Ryan Woodward(アメリカ)
    『フルーティー侍』 田上キミノリ(日本)
■ 学生部門 優秀作品賞
    『HONG』 黄建乐(中国)
    『MOBILE』 Verena Fels(ドイツ)
■ 特別賞
    『くちゃお』 奥田昌輝(日本)
■ 東京ビッグサイト賞
    『SWING』 Kuo Yen-Ting(台湾)
■ CortoonsItalia2011
    『CHILDREN』 岡田拓也(日本)
■ 入選
    『farm music』 大桃洋祐(日本)
    『ユートピアン』 徳永真利子(日本)

第7回功労賞顕彰者部門

■ 企画・映像プロデューサー  有賀健
■ 脚本  雪室俊一
■ SF考証  小隅黎(本名:柴野拓美) 
■ 監督  勝間田具治
■ キャラクターデザイン・作画監督  荒木伸吾
■ 美術監督  浦田又治
■ 録音  神原広巳 
■ 編集  千蔵豊
■ 出演 
サザエさん声の出演
加藤みどり、永井一郎、麻生美代子、貴家堂子