バンダイビジュアル決算発表 増益基調続く

 バンダイグループでアニメ作品を中心としたDVDの製作・販売を手掛けているバンダイビジュアルが2005年2月期非連結決算を発表した。発表された売上高は257億円(前年比7.5%増)、経常利益40.5億円(同17.3%増)、当期純利益22億円(同20.5%増)となり2001年以来の連続増収増益を今年も維持した。
 配当金はこれまでの期末配当1,000円に加え500円の特別配当を行い、中間配当500円と合わせ年間2,000円を予定している。また、例年行っている株主にDVDを贈呈する株主優待も継続する。来期は売上高269億円、経常利益42億円、当期利益24億円とさらなる最高益の更新を狙うという。

 好調な業績の主な要因は、DVD部門で新作が好調なのに加えて、利益率の高いライセンス事業でも権利収入が前期に較べて大きく増収となったためである。DVDの売上の中では『ガンダムシリーズ』が売上げの21.8%と占めたのを筆頭に、『攻殻機動隊』シリーズの75万本超、『座頭市』が30万本超、さらに『カウボーイビバップ』と『ボトムズ』といった作品が売上げに貢献したという。ライセンス部門では、『座頭市』と『スチームボーイ』のライセンス収入が主なものとしてあげられている。

 今回の発表では、中長期の課題として、新規商品、新規流通の開発と海外事業の基盤づくりにも触れている。その中で新規事業として、映像と出版・音楽を組み合わせた映像複合商品『エモーションプラス』のシリーズ展開があげられている。また海外事業では、今年1月に設立した米国支社により、日本で成功した高品質・高付加価値型のDVD販売ビジネスモデルを米国に導入したいとしている。
 さらに、次世代DVDについては、『ブルーレイディスク』、『HD DVD』両方式を研究しており、いずれにも迅速に対応できる体制を表明している。この問題については中立姿勢を崩していない。