「グイン・サーガ」100巻記念で アニメプロジェクト

 作家栗本薫(中島梓)氏が26年間に亘って書き続けている長編SFファンタジー『グイン・サーガ』が4月8日の『豹頭王の試練』を持って、作者が目標としていた第100巻を達成した。この100巻発刊を記念して、『グイン・サーガ』アニメ化を含む『グイン・サーガ・プロジェクト』が発表された。

 映画情報のオンラインマガジンであるCinema Topics Onlineによると、このプロジェクトは、3DCGアニメで劇場版『アップルシード』を手掛けたミコット・エンド・バサラと『銀河鉄道の夜』や『ビューティフルジョー』などの制作で知られるグループ・タック、栗本氏の個人会社である天狼プロダクションの3社による共同プロジェクトになる。

 現在ミコット・エンド・バサラは、世界に向けた映像コンテンツの開発に力を入れており、先頃も国際的なアクション映画監督であるジョン・ウー氏とのプロデュース計画を発表したばかりである。同社は、『グイン・サーガ』の第100巻発売に合わせ、同作品の世界的なビジネスを目指すという。 制作はグループ・タックが行い、天狼プロダクションはビジネス展開における監修を行う。

 『グイン・サーガ』は多作で知られる人気作家栗本薫氏が、自らライフワークと公言している作品である。また、栗本氏の最も人気のある作品でもある。1979年に全100巻を目標に書き始めたが、その後も物語が広がり100巻目の発刊を終えた今も作品が完結する様子を見せていない。また、一人の作者が書く世界で最も長い長編小説とも言われている。
 これまでもファンからの映像化の要望は多かったが、あまりにも長く複雑な物語であることから実現に至っていない。今回、アニメ化を目指すということだが、果たしてどの位の長さでどのように物語をまとめるのかが気になるところである。