バンダイ業績の下方修正を発表

 バンダイは、2005年3月期の業績予想の下方修正を発表した。発表によると、連結での売上高が従来予想の2800億円から2700億円へ、経常利益が275億円から250億円へ、当期利益は142億円から100億円にそれぞれ引き下げられた。バンダイは修正の理由をアメリカ地域の業績不振のため繰延べ税金資産に係る評価性引当額を計上し、このため法人税などが約20億円増加するためとしている。
 また、国内においても一部の商品展開が遅れたこと、流通在庫圧縮のための生産調整と不採算事業の整理も行ったことが下方修正の要因であると発表した。今回の発表により、売上高は前期の2631億円からの増加を維持しているが、2000年より5期連続で続けて来た増収増益は6期ぶりの減益となる途絶えることになる。

 米国事業の不振は兼ねてより公表されていただけに意外感はないが、ここであらたて業績修正を発表したのはバンダイによれば経営を保守的に見ているためだという。
 バンダイにとって、米国市場は売上高の一割程度に過ぎないが、2004年度の中間決算では米国市場の売上高は42.2%マイナスで、経常赤字は27億円となっていた。来期の決算も、米国事業の立直しがどこまで進むかにかかっているといえだろう。