セルシス第3Q決算減収減益 電子書籍サポート減収

 マンガやアニメ制作ソフト、電子書籍サポート事業のセルシスが、8月26日に平成23年10月期第3四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比で6.4%減の18億400万円になった。また、営業利益が1億4500万円(前年同期比58.2%減)、経常利益は1億3400万円(同61.1%減)、四半期純利益は7700万円(同60.0%減)と利益面での減少が目立った。
 
 売上げの減少は電子書籍サポート事業が中心となった。事業部門の売上高は14億2800万円(前年同期比5.9%減)である。同社の主力事業である総合電子書籍ビューア「BS Reader」の導入サイトは1048サイトと、前年同月比2.5%減である。一方、携帯電話で閲覧できるコンテンツのファイル数は897万ファイル以上と前年同月比で42.5%増だった。コンテンツが増加する一方で、電子書籍サイトの淘汰が進み始めている可能性を窺わせる。
 セルシスではフィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトが進んでいるが、スマートフォン向けコンテンツ市場は、課金システムなどのビジネス環境がフィーチャーフォン並みには整っていない影響がでたとしている。

 また、クリエイターサポート事業は、売上高は3億7600万円(前年同期比8.3%減)だった。事業の中心はイラスト制作ソフト「IllustStudio」、マンガ制作ソフト「ComicStudio」などの販売である。
 同社はインターネット上で、イラスト、マンガ、アニメ、小説などの創作活動を支援するサイト「CLIPP」の運営に力を入れている。しかし、現在はサイトの開発の先行投資となっているとみられる。セルシスはCLIPの開発投資、償却費の増加が、利益を押し下げたとしている。

セルシス http://www.celsys.co.jp/