バンナムとDeNA共同出資 ソーシャルゲームで海外へ

 ゲーム大手のバンダイナムコゲームスとモバイルコンテンツ事業のDeNAの協力がさらに拡大する。両社は、グローバル市場でソーシャルゲームアプリなどのコンテンツ事業を行う新会社BDNAを10月1日付で設立することで合意した。
 資本金は1億円、バンダイナムコゲームスが75%、DeNAが25%を出資する。代表取締役社長にはバンダイナムコゲームス代表取締役副社長 鵜之澤伸氏が就任、そのほか4人の取締役は両社から2名ずつが加わる。新会社はバンダイナムコゲームスの連結子会社になり、同社の主導による共同事業との色合いが濃いようだ。DeNAからは、ソーシャルメディアのノウハウの協力を得るとみられる。

 バンダイナムコゲームスとDeNAは、昨年夏より事業において協力を始めている。2010年12月にはバンダイナムコグループの大型コンテンツ「ガンダム」を活用したソーシャルゲーム「ガンダムロワイヤル」を共同開発し、DeNAの運営するMobageにてサービス提供している。「ガンダムロワイヤル」は現在まで300万人を超えるユーザーを獲得するヒット作となっている。
 
 しかし、人気コンテンツのソーシャルゲームへの提供、共同開発は、現在、モバイルコンテンツ会社とエンタテイメント企業ではよく見られる風景だ。人気コンテンツの欲しいソーシャルゲームプラットフォーム、コンテンツの活用の場を広げたい各社の思惑が一致するためだ。
 BDNAは、そうしたコンテンツの提供側と受ける側といった従来の枠組みを超えている。ひとつは、共同出資することで同じ会社で事業を進めるより緊密な関係となっていることである。もうひとつは、新会社の目的をグローバル市場に定めていることだ。海外事業で苦戦するバンダイナムコゲームスが、ソーシャルゲームで活路を拓こうとしているかのようだ。
 一方DeNAは、今年に入ってから新たな成長の場を海外市場に明確に定めている。海外現地法人の設立や、海外企業の買収が相次ぐ。新会社出資もそんな流れのひとつにあるだろう。

 BDNAは、グローバル市場でスマートフォンを中心としたソーシャルゲームアプリなどのコンテンツ事業展開をするとしている。バンダイナムコゲームスのコンテンツの世界観に合わせたゲーム企画・開発とDeNA のソーシャルゲームの開発・運営で相乗効果発揮を目指す。2011年度中にコンテンツの提供を開始する予定だ。

バンダイナムコゲームス http://www.bandainamcogames.co.jp/corporate/
DeNA  http://dena.jp/

株式会社 BDNA
資本金: 1億円 (出資比率:バンダイナムコゲームス75%、DeNA25%)
設立日: 2011年10月1日
事業内容: ソーシャルゲームをはじめとするスマートフォン向けコンテンツの開発・販売等
本社所在地: 東京都品川区
代表取締役社長  鵜之澤伸 (バンダイナムコゲームス 代表取締役副社長)