映画『プリキュア』新ブランド系列で劇場公開

 東映アニメーション制作の人気アニメ『ふたりはプリキュア』の4月公開は、東映とワーナー・マイカルが立ち上げる新配給ブランドになる。新しい配給ブランドは、『ワァッツ(仮称)』と名付けられワーナー・マイカルと東映の出資会社ティ・ジョイが保有する60のシネコンと系列劇場を利用するという。
 この新ブランドは、若手作品や独立系映画会社などが制作した映画を優先的に扱い、限定的に公開されていた作品を全国公開することでファンの掘り起こしなどを図る。ブランドは、4月にスタートするがその第1弾として劇場版『ふたりはプリキュア』が選ばれた。

 今回のニュースはアニメ映画に限ったものではないが、劇場アニメにとっても良い話である。日本の劇場アニメは、『ハウルの動く城』が公開時に400スクリーン大きく超えた劇場を利用する一方で、公開の条件に恵まれない作品も多い。
 取りわけハイエンド向けの作品は、劇場の確保に苦労するものが多い。例えば、ファンの間で絶大な人気を誇った『カウボーイビバップ』で50館程度、内外で高い評価を受けている今敏監督の『千年女優』、『東京ゴットファザー』にいたっては数館程度であった。
 客が入らないから劇場数が少ないのか、劇場数が少なく宣伝がされないから客が入らないかは判らない。しかし、この試みが『プリキュア』以外の幅広い作品にも利用されれば劇場公開の可能性は拡大するに違いない。